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中小路大輔:判決は懲役24年

【被告人名】中小路大輔
【日時】201/01/25(火)1130~
【場所】東京地裁806号法廷
【罪名】営利拐取、監禁、強盗致死、覚せい剤取締法違反、窃盗

連続投稿で〜す

こちら板橋の男性を拉致して山中に放置した結果死亡したという事件、一連の共犯者の中の最後の被告人です

ちなみにこの日10時半から山本剛の控訴審判決があったのですが見逃しました
どなたか判決主文をご存知でしたら教えていただけると嬉しいです

法廷に入ると、裁判員の方々が、1名の女性を除き全員パリっとしたスーツだったので本当に驚きました
しかも黒っぽいです
例の、法廷画家さんが言っていた、判決が近づくにつれ…っていう法則、注意して見ていたのですが、今回目の当たりにしました
癒し系のアーガイルニットを初公判では着ている方もいたのに…すごい変化です
やはり判決は裁判員の方も緊張するだろうなぁ…

主文は懲役24年、未決勾留日数370日算入です

争点の、
・覚せい剤の注射が強盗の機会になされたか
・覚せい剤の注射は横紋筋融解症の要因となったか

二番目の争点は他の共犯の裁判でも争点になってましたが、こちらは両方とも、そうだ、という結論になってました

「覚せい剤で記憶を飛ばすという話は聞いてない」と被告人は主張していたようですが、こちらは他の共犯らが違う認識を持っており、被告人だけがそういう認識だったとは言えない、的な流れでした

被告人の役割としては、、、
そもそも山本が計画立案を行い、千葉グループは従属的な役割だったが、金品を得る目的で、犯行に積極的に加担した。
被害者が逃げようとした際に金銭トラブルを臭わせたり(?)、車のナンバーを見られないようにしたり、被害者に貼ったガムテープに指紋を付けた共犯がいないか確認したり、発覚を免れるための様々な行動を取っている
と、他の千葉グループの面々よりはやや悪質だという認定のようでした

「実行行為に主体的、積極的に関わり、発覚を免れる行為を自発的に行った」という理由で共犯の吉松、増田より重くしたようです
「被告人なりに反省しているが、覚せい剤を打った理由を言えないなど供述しており、内省を深めているとは言えない」
などなど反省も足りないところが考慮されたっぽいです

有利な情状としては
・山本が首謀者。山本との関係においては従属的だった
・山本がヤクザであると考えながらも、殺害を思いとどまるよう説得した

この2点のようです


「社会復帰をするために何をすべきか、しっかり考えて…」

と裁判長から説諭がありました
被告人は泣いてました

思うんですけどハンパないエリートで老後の生活も約束されてるような人に、こう言われても、自分だったらかえって腹が立ちそうです
社会復帰っつっても、この人出所したらおそらく40代前半ですし、そこで社会復帰…って、もう仕事も限られますし、人生においてよほどのバクチを打たないと(発明品を売り出すとか全く新しいビジネスを考案するとか)成功はできないでしょう
一生が終わったな…と思って泣けてくるのかもしれないです


被害者の無念やご遺族のお気持ちなどありますし、たぶん自分が遺族だったらこれでも軽いとは思います、、、

それは一旦置いて、あくまでも判例の1つとして見た場合、なんというか、判決ちょっと重くなってきたのではないか、と思ってしまいました
かつての裁判官裁判時代、判決は8掛けとか言われてまして、この事件だと求刑は懲役25年なので判決は懲役20年かそこらかなと、そういう感じでしたが…
殺害を思いとどまらせたことはもっと有利に働くのかと思ったりしてしまいました…

さらに常々思うのですが、例えば自分の家族が被害に遭ったとして、被害者遺族として裁判に関わるとすると、最近だと損害賠償命令制度とかありまして、被害者遺族による損害賠償命令の申し立てが迅速に行えるようになりました
http://www.moj.go.jp/keiji1/keiji_keiji11-4.html
これで過去、裁判員裁判第一号の被告人には2千万円の賠償命令が下されたりしてます

ただ、被告人には資産のない者が多いので、命令が下されても、その後どうなってるんだろう?ちゃんと支払えるのか?ってすごく気になっています
加えて、刑事の被告人は裁判が終わったら刑務所行きなので、自然、一時的に支払い能力が極端に下がります

刑務所にも行って、損害賠償の支払いも、というのは現実的にかなり厳しいのでは?と推測するのですが…
制度自体は整ってるけど現状、ホントにうまくいってるのか、そこのところ、どうなんでしょう
例えば、ご遺族の意向を酌んで、どちらを重要視するか決めてもらう、とかのほうが、まだ現実的な気がするのであります
もう一生刑務所から出てきてほしくない、っていうのが第一なのか、それとも、大黒柱を失った生活をなんとかしていくために賠償金を、というのが第一か、と順位付けしてもらったほうが良いのでは…
とにかく被告人に苦しんでほしい、という気持ちも分かるんで、今の仕組みも理解しますが、いろいろな裁判でご遺族の尋問などを見聞きしてるとやはり、生活が大変になってしまうご家族もあったりして、ご遺族が今後、少しでも幸せになるためには先に賠償じゃないのか…?っておせっかいながら思ってしまうこともあるんですよね…

あっまたアツくなっちゃいました 暑苦しくてすいません

ではでは

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中小路大輔:求刑懲役25年

おっとお伝え忘れてましたが今回のメンズサイゾーは
知っておいて損はない 判例の少ないネットによる名誉毀損について
http://www.menscyzo.com/2011/01/post_2187.html
ネットでは誹謗中傷し放題!という記事で〜す
ユキさんが引っ越したのは地獄の一丁目なんですね、と知人にツッコミもらいました…

☆ ☆ ☆

【被告人名】中小路大輔
【日時】201/01/19(水)1000~(傍聴したのは13時半〜)
【場所】東京地裁806号法廷
【罪名】営利拐取、監禁、強盗致死、覚せい剤取締法違反、窃盗

そんなわけで色々と見れない日々が続いたこちらの公判、やっと午後から傍聴できました
前日と、この日の午前のうちに検察官からの被告人質問は終わってしまったようです
情状に関する被告人質問が弁護人から行われました

被告人は公判でいろいろ争いがあるようだったのに、情状の被告人質問では、自分が悪いとしきりに反省し、事件前の交通事故で降りる保険金を、ご遺族にお支払いする旨の供述をしておりました
この保険金は被告人にとって、タイミングのよいラッキーアイテムのように思われます
やはり裁判ではお金をどれくらい払ったかというのは重要視される傾向があるからです
裁判員裁判ではどうなるか、それがちょっと注目ですが…

そして被告人の幸福ではない生い立ちについてなど語られました
(小1で母が死去、後妻と父にいじめられ施設で育ち、中学時代から祖母に育てられる、など)

この不幸な話なども全部拾って責めるのが検察側です
本件一連の被告人らの公判でおなじみのムカイ検事が質問しました

個人的な話ですがムカイ検事って、日刊ゲンダイでお世話になってる方になんか似てて、勝手に親しみ感じてます!

そんな親しみのある?ムカイ検事からは被告人がなぜそこまでして犯行を犯したのかということを長い時間聞かれてました
被告人の動機はやはり金です
そしてなぜ、金のために他人のモノを奪おうとそこまでのことをするのか、ってことについては
「感覚というものが、世間一般の人と違った……まずお金が欲しい……目先のことしか考えられない」と語っておりました

施設で育った事と本件が関係あるのか?と聞かれた際にも
「あると思ってます」
と答え「金欲しい、それが第一になってしまい…」
と、貧困育ち故の金への執着があったかのような供述をしていました

確かに、幼少期に家庭が複雑だったりすると裕福な環境で成長できない可能性は高く、そのため大学までいけなかったりすることは、やっぱりあると思います
大卒でも仕事のない時代なので、中卒、高卒で高収入を目指すには仕事が限られるでしょう
そういう被告人を見るにつけ、貧困は連鎖するんだな〜と感じます(逆に金持ちも連鎖するな〜と思います)

金への執着、あこがれが大きいのは分かるししょうがないとも思います
施設での生活がそれに影響を与えたのもあるかもです
でもそれでなぜ他人を攻撃してまで金を奪おうと思ったり、それがオッケーになってしまうのかは、施設育ちって関係あるのか…?とちょっと気になりました

共犯については「そういった方々と関係を持たない、それが自分の今後の…関係持たないのが一番」
と、共犯に流されたとでも言いたげなことを言ってましたが、それって逆に共犯も被告人に対して思ってるよ、と思います
特に犯行態様が悪い被告人ですし…

ちなみにムカイ検事は、シマダ検事がいないときのほうが落ち着いて公判やってるような気がしました…

いろいろ割愛しますが、求刑は懲役25年です
自分は仕事のため、求刑が終わると法廷を出ましたが…判決はどうなるでしょうか!


ところで法廷画家さんの忘年会でテレビ朝日の法廷画家さんが「裁判員裁判では、審理終盤になるにつれ裁判員の服装が黒っぽくなる」とおっしゃっていたというのは昔書いたと思いますが、こちらの公判でも本当に裁判員たちの服装が黒っぽくなっていて、ビビリました

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中小路大輔:最後の1人の初公判

【被告人名】中小路大輔
【日時】201/01/13(木) 1000~
【場所】東京地裁803号法廷
【罪名】営利拐取、監禁、強盗致死、覚せい剤取締法違反、窃盗

共犯ら大体傍聴しているこの事件…
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100316/trl1003161825007-n1.htm
板橋の男性を監禁し覚せい剤を注射、その後山中に放置したという事案です

先日はこの事件のトップ的な存在とされている橋本遥の公判も終わりましたが、まだ1人、公判が行われてないメンバーがいました
それが今回の被告人、今日が初公判です
公判前整理手続で争ったりしてたのでしょうか?

と、少し遅れて法廷に入ると(なので人定も聞けず、被告人の年齢が分かりません)弁護人席にはあの厄介な裁判でおなじみ、ヒゲの弁護人と汗かきの弁護人がいました
アキバの加藤などでおなじみのコンビです
この2人だから、公判まで長引いたんじゃ…こりゃ争点も面倒くさそうだ…

そして、検察官席にシマダ検事はいませんでした…超ざんねんです!

起訴状の内容などは他の千葉グループの面々と同じだろう、でも争点はしっかり聞きたい、と思い30分遅れくらいで法廷に入りまして、狙い通り争点はバッチリ聞けました

・強盗致死の成立を争う
 被害者への覚せい剤注射は強盗の機会に行われたか
 注射と強盗が時間的、場所的に接着していたか
 犯行を隠そうとする動機が覚せい剤の注射にあったか
・横紋筋融解症は覚せい剤の注射が原因もしくは要因になっているかどうか

事件の詳しいあらまし、共犯などは、過去の記事からご覧いただければと思います
と、最近思うのですが、このように共犯が多かったり、控訴したりいろいろと1つの事件がいくつもの記事にかかるので、インデックスみたいなページを作ってもいいのかなぁ…

どうでしょう?

と、誰からも返ってこないのに問いかけてみました…


被告人はなんか運動部の男性みたいに若くて屈強な感じでした
そして、ニキビ痕がいっぱいありました


法廷に入ったとき、汗かきの弁護人が冒頭陳述を行っていたのですが

「被告人は高校を中退し、内装業などで生計を立てていた。当時、小村と暮らしていました。
 もともと被告人が聞いていた計画、どういうものか。
 山本が『あいつは2億持っている。悪い事して稼いだ金だ。奪っても被害届を出せない』と言っていました。実行に移すが、全くの間違いであることが分かります。アパートに行ってみると、普通の1人暮らし。金なんて、ありませんでした。これ以上金を奪おうとは考えていなかったのです。
 次に強盗致死が成立するかということについて。……」

 橋本遥に言われた山本が、オオタブ橋の上から被害者を落とすつもりになってたとき、必死に止めた、今回の事件で被害者が亡くなるとは思っていなかった。横紋筋融解症はいろんな原因が考えられる。覚せい剤の注射で横紋筋融解症を発症するのはまれ。強盗致死ではなく、保護責任者遺棄致死が成立する……と述べておりました

こちらの被告人は実行犯の中でも、けっこう重要な役割を果たしています
一度、別の共犯者が山本から、被害者に覚せい剤を打つように促されたとき、打った振りをしました
様子の変わらなかった被害者を見て不審に思った山本はもう一度覚せい剤を打つように千葉グループの面々に促します
そこで二度目の(実質一度目の)注射をしたのが被告人です
また橋のたもとまで被害者を連れて行ったとき、被害者の衣服を橋の上からダムに捨てたのも被告人です

千葉グループの他の共犯者らは、懲役23年確定が2名、懲役17年控訴中1名、懲役23年控訴中が1名です
他の共犯者らとの刑のバランスを、と考えると、懲役23年か…?もうちょっと重くするか…?

そんなわけで、いろいろ争いがあるので共犯らの調書はおそらく不同意になったと思われます
今後の審理で共犯らが続々証人出廷する事になりました

で、証拠調べが行われましたが…今まで傍聴してきた他の共犯者らのものと全く同じなので、割愛です…

ところで、このように集団で逮捕&起訴された場合、罪を認めて争わない被告人は整理手続きも早く終わって、裁判も早く終わることになります
争いのある被告人になればなるほど公判が始まるのは遅くなり、もう他の共犯の判決が出てからになることが多いです
となると、他の共犯のときはこう認定したから…とかで、いくら争点があっても結局被告人側の主張が通りづらくなるのではないか…とふと思いました

で、午後から山本の証人尋問があったのですが自分は原稿があり途中で帰りました、すいません!
ちなみに橋本遥のときに証人出廷したときみたいに、証言拒否はしてなかったですwww
あのときの証言拒否、なんだったんでしょう…

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