強盗殺人

木村義昭:判決は求刑通りの無期懲役

民事裁判を傍聴した後は、こじらせた中耳炎の治療のため耳鼻科へ行き…
そしてまた昼下がりに裁判所に戻るというグッタリな1日でした。

【日時】2011/11/18 1530〜
【場所】東京地裁104号法廷
【罪名】強盗殺人、銃刀法違反、強盗傷人、住居侵入

傍聴券交付でした。また今井亮一さんに並んでいただきましたが(いつもありがとうございます!)定員割れです。。。
結局この裁判は初公判しか抽選が行われず、あとは全て定員割れだったようです。
でも、このくらいのほうが毎回確実に見れるので有り難いですね…

被告人は髪の毛を切っており、かなり短い坊主頭で法廷に現れました。
そして判決ですが主文は無期懲役、未決勾留日数150日算入、ペティナイフ1本没収、です。
訴訟費用は不負担です。


またかなり長くメモってしまったのですが要約すると、裁判所が認めた罪となる事実はおおむね起訴状の通り。

↓ここにも概要がありました
「韓国の妻子への送金は身勝手な動機」被告に無期懲役判決 東京・目黒の夫婦強殺
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111118/trl11111818370007-n1.htm

要旨を読み上げている間、証言台の前の椅子に座っていた被告人のアタマはだんだんうなだれていき、被害者宅の奥様への犯行態様についての読み上げのところになると、どうも泣いているっぽかったです。


「日本に妻子がいながら韓国にも妻子をもうけ、収入が減少した事から韓国の家族への送金資金を得る目的で安易に犯行に及んだ。短絡的で身勝手。
百貨店配達員を装い、見ず知らずの家族を殺害した。近隣住民を含め、社会全体への影響は大きく、責任はきわめて重い」

としながらも、有利な事情として、
計画を思いついた当初から殺意を有していたわけではないこと、前科がないこと、手紙を書き被告人なりの反省を深めていることなどを挙げましたが

「責任の大きさからすれば、酌量減刑すべき事案とはいえない。無期懲役に処し、被害者や遺族に一生償いをさせるべきという……」

ということで減刑はされず求刑通りです。

そして最後に裁判長は被告人を立たせ

「ご主人の無念さ、遺族の悲しみ、これ十分考えてほしい。一生をかけ心から償いをしていってほしい。コレ、裁判官、裁判員全員の考えです」

と、言葉をかけていました。

被告人は途中から泣いていましたが、申し訳ない事をしたという涙なのか、それとも、こんな事をしたために韓国の家族に会えなくなってしまった自分の運命を呪っているのか、どっちなのでしょうか…

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木村義昭:親から借りた300万の使い道は…

ちょっと更新が遅れました。

【日時】2011/11/11 0950〜
【場所】東京地裁104号法廷
【罪名】強盗殺人、銃刀法違反、強盗傷人、住居侵入

この日は被告人質問、傍聴券交付でしたが、傍聴希望者がつめかけて…ということもなく、ものすごい定員割れでした。裁判所も拍子抜けなのではないでしょうか…

前日は証拠調べが行われて書面の読み上げなんかを行っていたようです。

そして月曜日は求刑がありましたが自分は傍聴しておりません。。。
無期だったようです。

無職男に無期懲役求刑「強固な殺意あった」 東京・目黒の夫婦殺傷
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111114/trl11111412360002-n1.htm

朝9時50分スタート、終了が17時10分、ノートは13ページに渡りまして、全部報告するととんでもないことになるのでサワリのみを。
まず前回のエントリで「検察官が物足りない」とこぼしていた私ですが、この日は前言撤回せざるを得ない状況となりました。かなりガチガチにやってくれました。
ただ被告人が変な供述しているときに、検察官があからさまにニヤニヤするのは、ちょっと意地悪が過ぎるのでは…という気がしないでもないですが、質問が鋭かったのでヨシとします(←何様?)

弁護側からの被告人質問ではあらためて、争点となっている、殺害されたご主人に対しての殺意はなかったと述べ、奥さんのほうへの強盗傷人についても、記憶がないと述べておりました。
先日、4名の目撃者が現場の様子を詳細に述べておられましたが、それとは違う内容です。
時折涙を見せるなどして、ソツなくこなします。

そして私が一番待っていた検察官からの質問です!
初公判からずっと風邪を引いていてマスク姿がまぶしいシブヤ検察官という方がこの日、ついにマスクを取るときがやってきました!
まずショッパナから、被告人の通話記録を示し、被告人が事件後にこれまでの取引先に金の請求をしたり、親戚に金の無心をしたりしたことを挙げ「聞きたいのはね、なんで強盗をやろうとする前に、金の請求をしなかったんですか?」と突っ込みました。
これについて被告人は見当違いの返答をしており、質問に真正面からは答えないという高等テクニックを披露です。

また親戚というか実父に(被告人が60代ですから、いったい何歳なのでしょう…)「韓国の子供が病気で手術費用が必要」とウソをつき、300万円を借りています。
これについても「必死にお願いして、ウソをつけばお金出してくれましたよね?」となぜ事件前にそうしなかったのかのツッコミが入りました。

「……私は、必死でした!」

と、これまた答えになっておりません。

そしてコレ以降、肝心な質問になると
「そこまでアタマ、回らなかった」
「そこまで考え、及びませんでした」
「記憶がありません」
「無我夢中でした…」

この四段活用で逃げ切ろうとします!

これには法廷からもため息がもれていたりしました。

ところで被告人は、上京し、中目黒駅を降りて強盗に入る家を物色している間はマスクをしていたのですが、被害者宅に配達員を装って侵入する直前、マスクを外しています。
これについてこんな質問が出ました。
「ご遺族が疑問に思ってるんですけどね、あなた初めから被害者を殺すつもりではなかったんですか?」

確かにそうかもしれん…そう思うのは無理もない…
そんなことを私も傍聴席で色々考えましたが被告人は
「とんでもないです!!!!」
と必死になって否定しておりました。

ところで、その実父から借りた300万、逮捕当時も所持していたそうなのですが、これについて問われると
「その後、韓国の妻に弁護人を通じて送金しました」
その額は270万円。残りの30万については「東京拘置所にあります」とのことです。
なんとご遺族には渡していないようです。
さらに、日本の妻とは先日、正式に離婚したようなのですがそのときの条件として、妻から毎月13000円を送金してもらうというものがあったそうです。
これについても使い道を問われ「衣類買ったり…その他もろもろです」と悪びれる事もなく答えてました。

検察官「謝罪の示し方として些少でもお金を提供する考えは?」
被告人「申し訳ございませんでした」←やはり答えません
検察官「聞いてるのは、あったのか、なかったのか、ってことです」
被告人「そこまで気が回りませんでした」

被告人質問を聞いていると、事件の動機は金欲しさ、事業がうまくいかなくなったことで韓国の家族に定期的な送金ができなくなってきたことからの焦りが相当あったような気がしましたが、これまで、慰謝の措置のために自宅を売ったりしている被告人の家族なんかを見てきた身としては、これじゃあ裁判員に良い印象はもたれないだろうと思ったし、その額がわりかし量刑に反映されるのを見てきた身としては、かなり厳しい刑になるような気がしました。

また被告人はこの被告人質問の間に供述が変遷する箇所がいくつかあり、そのせいで供述がどんどんウソ臭くなるという状況に陥っておりました。

そんな感じです。
あっ、ところでひとつ、気になったことがあります!

被告人は逮捕後、上申書を作成し、犯行についての概要を自分の言葉で書いているのですが、その内容は
「バーさんが奥から出てきて、カマをジーさんに渡しました。その後無我夢中で……」
という内容のようでして、この「バーさん」「ジーさん」表記を被告人はあわてて
「私は会津の男ですから、ジーさん、バーさんは普通の言葉なんです!」
と釈明し、検察官に「いや今そこ責めてる訳じゃないんで…」などと苦笑いされる場面がありました。

会津の男は「ジーさん」「バーさん」が普通なんでしょうか??
ちょっと疑問に思っております。
しかし、警察に提出する書面なのに「ジーさん」「バーさん」って……

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木村義昭:目撃者4名の証人尋問

【日時】2011/11/09 0950〜
【場所】東京地裁104号法廷
【罪名】強盗殺人、銃刀法違反、強盗傷人、住居侵入

こんばんは!

今日も朝から傍聴券交付所に並んだところ、すさまじい定員割れで難なく法廷に入る事が出来ました。
定員割れって本当に有り難いですね…

昨日は医師の尋問や被害者である妻の証人尋問が行われたようですが、私は別の裁判所に、かつて傍聴した事のない大規模なチーム男子の一味の審理を見に行っておりまして、そんなわけで昨日はこの裁判を傍聴しておりません。
ちなみにその某チーム男子公判はまた何かの機会にでも…

今日は目撃者…というか、被害者宅から聞こえた妻の叫び声を聞いて、いろいろと手助けをした4名の勇敢な方達の尋問でした。
ひとりめは、クリーニングやさんの帰りに偶然叫び声を聞いてかけつけ、被害者(夫)に馬乗りになって右手にナイフ、左手にカマを持っているという最凶の状態の被告人を、被害者から引きはがし、さらにナイフを持った被告人ににじり寄られながらも逃げ、刺された被害者を励まし続けたという、勇敢にもほどがある男性でした。
まぁこの男性の尋問は本当にすさまじかったです。

ふたりめは、同じく叫び声を聞いて駆けつけた隣人で、被告人が左手に持っていたカマを取り上げたという、こちらも勇敢な男性です。
さんにんめは、少年野球チームのコーチをやっている男性が近くを通りかかったところ偶然叫び声を聞き、逃げる被告人を途中まで追った、というこれまた勇敢な男性です。
よにんめも、叫び声を聞いて駆けつけ、家の前で被告人と対峙したという男性でした。

勇敢すぎる男たちが勢揃いです。

ところでこの事件では、このように4人の男性がこの事件に遭遇しそれぞれ重要な役割を果たしましたが、どうしたことか犯人は逃走し、これが私にはとても不思議だったのですが、カギを握る三人目の証人によれば、この証人は被告人が当時、拳銃を持っていると思っていたとのことで、至近距離にいると撃たれるのでは、という思いから、かなり距離をあけて被告人を追尾したそうです。
その追尾の途中で被告人は下りの階段を降りて行ったそうなのですが、土地勘のある証人、ここで階段を一緒に降りると撃たれる、と思い、ここでとどまったということでした。
そうしたところ、パトカーのサイレンが聞こえたので、警察に事情を話し捜索に同行したということです。

自分だったら、拳銃を持っているかもしれない、しかも人を殺した直後の状態の男を追えるか?と聞かれたら、無理だろうと思います。。。
家の前の階段を下りたところには自分と同じようなヘタレの野次馬が10人ほど固まっていたということでした。これを見た3人目の証人は「自分が追うしかない」と思ったそうです。

各証人はそれぞれ覚えている箇所が偏って(っていう表現がふさわしいのか微妙ですが)おり、たとえば1人目の証人は被告人が左手に持っていたカマを2人目の証人が取り上げた事を全く記憶していなかったり、逆に2人目の証人は1人目の証人が被告人の体のどの部分を掴んで被害者から引きはがしたのかということについて、1人目の証人の証言と食い違っていたりします。
こういうことから、当時の緊迫した状況がひしひしと伝わってきたり、証人たちが命の危険を感じながら事に当たったんだろうなぁと思わされたりしました。。。

ひとり目の証人については最後驚きの情報も出たりしましたが、これはメルマガが始まったら書こうかな、なんて思っています。


この裁判は、ややこしい裁判員裁判でお馴染みとなったサカネ&フジワラコンビが弁護をつとめておりますが、なんかサカネ弁護人って昔よりずいぶん小ぎれいになりましたよね。。。
憎たらしい被告人の弁護をつとめているときなんか、サカネ弁護人まで憎たらしくなりそうな勢いだったりしたこともありましたがw、最近では「あぁ今回もこんな面倒な刑事事件の弁護をやられて…」と温かい目で一方的に見つめております。

対する検察官たちは、開廷表に書いていないので全員のお名前が分かりませんが、これまたよく見かける顔ぶれです。
でもややこしい裁判員裁判を担当するにはちょっと役不足ではないか…と、検察官に意地悪さや、こなれた感を求める私は多少物足りないものがあります。。。
シマダ検事&ナカヤマ検事+ハラ検事のようなかつての黄金時代がおとずれることはあるのでしょうか…

そして最後に裁判官、こちらは刑事11部ですが左陪席の田原さんという方がフレッシュすぎて質問がぎこちなすぎですw
確認の質問をすることなく勝手な前提を作って質問をして、検察官に注意されていたりと、なかなか見逃せない存在です。

今日はこんな感じです。では!

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木村義昭:中目黒強盗殺人初公判

お久しぶりです!

いろいろと個人的な用事でブログの更新が滞っておりましたが、ようやく落ち着きましたので、再開させていただきます。
近々、メルマガも開始する予定です。


【日時】2011/11/07 1310〜
【場所】東京地裁104号法廷
【罪名】強盗殺人、銃刀法違反、強盗傷人、住居侵入

この裁判、なぜか傍聴券交付でして、またもや今井亮一さんに並んでいただきました…いつもありがとうございます。

裁判員は傍聴席向かって一番左の方が女性、他は中年orそれ以上の男性でした。
被告人はやや遅れて法廷にやってきましたが、姿を見せるなり泣き顔で、ご遺族に深々とお辞儀しておりました。
その他、この日行われた証拠調べの間など大部分、泣き顔だったんですが、実際に涙を流していることはほとんどありませんでした…ふっと見ると、泣き顔が弛緩したのか、ただのしかめ面になっていることもあり、この泣き顔がガチなのか演技なのか気になるところです。今後の審理で注目したいです。

事件概要はこちらにて!
目黒夫婦殺傷事件 殺意を否認「殺すつもりなかった」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111107/trl11110717120004-n1.htm
今年1月、いわきから上京した被告人が見ず知らずの男性宅に百貨店配達員を装い侵入、男性を殺害しその妻についても顔面を殴打、足をナイフで刺して逃走したという事件です。

さらに本日の今井亮一さんのメルマガに詳細は載っておりますが、被告人は強盗殺人については殺意を否認し強盗致死にとどまると主張、強盗傷人についても、何らかの機会に被害者に傷害が生じた事は争わないが、殴りつけた事実はなく、暴行行為しか認められないと主張しました。

そんなわけで本日は双方の冒頭陳述のあと検察側の証拠調べ(書面読み上げ)が行われました。。。

感想を言わせてもらえば、この殺害態様で殺意を否認するのは難しいのではないでしょうか。。。


今日は短いですがこんな感じで!
また明日〜!

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松原智浩:「あなたが止めなかったから共犯らはエスカレートして行った」

おひさしぶりです。
ふと気づけば前回の更新から恐ろしいほどに間があいておりました。。。
市橋達也のあとは大した殺人事件を傍聴しておらず、夏休みで開廷も少なく、できるだけ人の少なそうな小さな裁判とか、簡裁とかをうろうろしております。
そんな中ひさしぶりに…

【日時】2011/08/25 1330〜
【場所】東京高裁102号法廷
【罪名】強盗殺人、死体遺棄

一審は長野地裁、裁判員裁判、判決は死刑です。
被告人側の控訴でした。

http://hitomidesu.seesaa.net/article/190745817.html
ここに当時の報道がコピペされておるようです。
(高木裁判官ですね!)

勤めていたリフォーム会社の経営者とその家族を殺害したという事件でした。

「(事件は)金銭が主な目的ではなく、奴隷的拘束から逃れるためだった」と主張。「給料から寮費を引かれ、手取りがほんの数万円という扱いを受けていた。暴力を振るわれることもあった」と述べた。

と書かれているので、被害者が被告人らになんらかの恨みを抱かれるような言動を生前行っていたのでしょうか。
判決文を探しているのですが見つからないので、事件の詳しい事があまりよく分かりません。
従属的な立場だったと判断されたのか、それとも主犯としての扱いなのか、誰かご存知でしたら教えていただきたいです。
しかし仮に従属的な立場だった被告人だとしたら、死刑判決が出たって事は共犯の判決も自ずと決まりますよね。。。

http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/liveplus/1301039851
判決の様子もこちらにあります。

傍聴券裁判でもないのに大きな102号法廷で助かりました。
夏休みモードで傍聴人がやたらと多いため、これが8月に行われるとしたら戦争が起こるな…とブルっていたのです…
ホッとしつつ法廷に行くと、40分くらい前なのにもう行列ができていました。。。

被告人は勾留されているのに色黒系なガチムチの角刈り男性で、肉体労働をしてきたような雰囲気が漂っています。
法廷に入るとすぐに、検察側の傍聴席最前列に座っていた関係者とおぼしき方々に深々と頭を下げました。
弁護人は「もっぱら、金銭目的として第三者を襲ったのではなく、濃密な人間関係の中で怒った特殊な事件」とこの事件の事を称しておりました。

で、この日は証拠整理やら被告人質問が行われまして…
そこではまぁ裁判長が全然、もうこりゃ腹が決まってるなコイツは…と思うような質問なんかをしていたりもしました。
被告人は共犯者が事件へと突き進んで行くのを止められなかったと弁護人の質問の中で述べていたのですが、
裁判長「罪を犯すべきではないと分かっていたけど、共犯に言い出せなかったと?」
被告人「はい」
裁判長「ある意味、あなたが共犯らを犯行に駆り立てたということになりませんか?あなたが止めなかったからエスカレートして行ったと」
被告人「……そう言われるとそういう見方になるかと…私の中では、そういうのはないですが」
裁判長「よく振り返ってもらいたいんですが、少なくとも、その都度、伊藤(共犯)を止めてれば、(事件は)起こらなかったんでは?」
被告人「そうですね」

ってか、そうですね、しか言いようがないですよね。
しかも、タラレバの話をしたところで…って思ったりもするんですけど…
止めていれば事件は起きなかったっていうのは、その可能性はあるかもしれませんけど、だからといって事件が起こった事について、他の共犯よりも被告人に責任があるかのような聞き方をするのには違和感がありました。

井上弘通さんという裁判長でしたが、この人はいままでどんな裁判やってきたんでしょうかね〜
調べたらオウムの井上なんかを東京地裁で裁いていたようですが…

今回は、被害者遺族の方々にお詫びの品をお送りして、うち2名から受け取っていただいたという旨の証拠が採用されていました。
またご遺族のひとりは「機会があれば会って話をしたい」と述べているようです。
また、被告人が退廷するとき、同じように関係者の方々におじぎをしていたのですが、された方はちょっとおじぎを返したりしていたので、ひょっとして被告人とご遺族の関係は、他の事件とは少し違うのかな…?と推測したりしてみたのでした…

この裁判は何回か続きそうです。

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伊能和夫:シマダ検事 VS 被告人

【被告人名】伊能和夫
【日時】2011/03/03 1000〜
【場所】東京地裁815号法廷
【罪名】強盗殺人、住居侵入

そういえば、この伊能の公判(初日)でなんと!!!!
ポメラを持ち込んで端末に入力(メモ)してる人がいたんですよ。。。。

いちおう解説しよう!ポメラとはデジタルメモと呼ばれる端末で、まさにメモを取るためだけのシロモノである!
http://www.kingjim.co.jp/pomera/dm10/index.html

ほんで、わたしビックリしましてですね。
ていうか、東京だとほとんど見かけませんが、仙台高裁とかでは記者さんがノーパソを持ち込んでメモったりとかは見かけたんですよ。
ただ、ポメラとかノーパソとか、通電して使うようなモノでメモを取るってのは、まだグレーっぽいじゃないですか。
オッケーなのかもしれませんけど、私は裁判所に聞いてないので分からないままです。
変に目立つことして、出入り禁止とかになるのは避けたいですからね…

そんな限りなくグレーなアイテムを法廷で(しかも記者席に座ってない一般の人が)思いっきり使ってましてね、タイピングのときパッチパッチと結構目立つ音をさせていたのにもかかわらず、何も言われてなかったんですよね〜

もしかしてポメラはオッケーか・・・??
ちっと裁判所に聞いてみた方がよさげですね。
だったら私も絶対ポメラりたいよ〜

と話題はそれましたが、この日は被告人質問でした。
ちなみに、証人尋問や被告人質問の前後に、ちょいちょい証拠調べがはさまる感じで進んでるんですけど、この日の証拠調べは被告人の前科についてのもので、これまた色々と貴重な話が出てきました。
っていうかこの裁判を傍聴している人はおそらく全員、この前科を知ってますが、この段階で証拠として読み上げるのは、裁判員に対して、ギリギリまで予断のない状態で裁判を見聞きしてほしい、という配慮なのでしょうか?
よく分かりませんけど…
そんなわけで、有名な、被告人の直近前科(殺人、殺人未遂、現住建造物等放火)含む、これまでの前科が全て読み上げられました。
これはかなり貴重な情報を得られてしまったぞ…


そして間髪入れず始まった被告人質問、弁護人からは当然のように(黙秘ですからね〜)質問はナシ。
検察官もかな…と思いきやシマダ検事は頑張ってくれました!
目を閉じて何にも答えない被告人に対して、質問をぶつけ続けたのですが、例によって被告人は無反応…
この根気づよいシマダ検事の質問攻撃で、弁護人もしびれを切らし
「黙秘する姿勢が明確なんで…これ以上は黙秘権の侵害です」
と訴え、やっと弁護人らしい態度を見せ始めました。

シマダ検事「11月15日に人を刺した記憶はないですか?」
弁護人「それは重複になるんで…」
裁判長「その辺はよろしいんじゃないですか」
シマダ検事「あなた11月17日に警察に保護されてますが、酒飲んでたってことでよろしいですか?」
被告人「……」
シマダ検事「このとき器物損壊で起訴されるまでに、その日の行動を話して、調書を作った記憶はありますか?」
被告人「……」
シマダ検事「器物損壊の公判での被告人質問で、自分の行動、自分で説明してなかった?」
弁護人「それは証拠になってないです」
裁判長「聞く必要ないでしょうね!別の質問して下さい!」
シマダ検事「繰り返し確認しますが…(←しぶといです!w)
 11月15日の午後2時45分〜3時28分の間に、被害者宅に行ったということはない、ということでいいんですか?」
被告人「……」
シマダ検事「名前を黙秘したのはなぜですか?」
弁護人「異議!不相当です」
裁判長「聞く必要ないですねっ!」

とこんな感じで終わりました。

被害者参加人からも続けて質問が行われましたが、何も答える事はなく終了です。
被害者参加人「最後に…私に何か言いたい事、ありますか?」
被告人「……」

これも無視されて、被害者参加人はものすごく悲しげでした…

ホントに何にも一切話さないので、その話さない意図とかも分からないままでした。
シマダ検事も、しぶとい被告人でこそ光るのに、こんな無反応だと光らない!
にんともかんとも(←古い)残念です。


で、翌日なんですけど…なんと論告弁論なのに、傍聴できませんでした………
30分前に法廷前に着いたら既に行列がパンパンで入る事ができず…悲しい限りです。
悲しすぎて5歳ぐらい一気に老けそうでした。
この裁判は人気で、1時間前から法廷に大行列ができるほどだったのですが、そこに並ぶメンツはわりと決まってきていて、そんな中で数人の方と顔見知り的な感じになりまして、その中のお一人に、その日の様子を色々聞かせていただきました。
求刑は予想通り死刑です。

判決も15日に言い渡されましたが、求刑通りでした。
この日だけ法廷が104号法廷になってましたけど、遅いっつ〜の!!!
最初から104にしろ!
ってまた狂犬みたくなっておりましたが、判決において、前科のことは「刑を決めるにおいて重視されるべき」と言われており、もう更生可能性はないと判断されたようです。

難しいですよねぇ〜
たとえば刑期を終えれば、もうその罪は償った、という見方もできますが、コイツはこういう事をヤッタ奴だ(からアブないぞ)、という見方もできるし。。。
今回の刑を決めるにあたり、後者の考えが優先されたんだなという感じです。

しかし、なんというか、かなりフラフラとした人生を送ってきて老人になって、年金をもらえず貧乏で、でも仕事もなくて…というシチュエーションは裁判で非常によく目にします。
犯罪白書によれば、65歳以上の老人による犯罪はこれから増えるだろうということでした。
(ソースは自分で確かめてください)
非正規雇用者が増えてると言われる昨今ですし、自分の世代が老人になると、もっとそういう傾向になるのでしょうか。

裁判を見始めて何か変わったことはありますか?とか、インタビューで聞かれる事もたまにあったんですが、私は老後の備えについて真面目に考えるようになりました。
それまでホント人生投げてましたからね…宵越しの金は持たねえ、的な、江戸っ子でもないのに江戸っ子風ふかせて気取ってましたけど、こりゃヤバいぞと…いつまでも団塊ジュニアらしく自分らしさばかり追い求めても老後は安定しないぞと…
ん〜、でも今回の震災で、天変地異が起こると備えも吹っ飛ぶというのを目の当たりにして、また色々悩みは深くなります。

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伊能和夫:証人ぞくぞく

【被告人名】伊能和夫
【日時】2011/03/02 1000〜
【場所】東京地裁815号法廷
【罪名】強盗殺人、住居侵入

いや〜もう2ヶ月前の話になりますかね…
更新します〜。
お忘れの方に(自分もどこまで書いたか忘れました)過去のエントリです。
http://tk84.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-373c.html
http://tk84.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-671d.html
http://tk84.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/2100-a5f3.html
http://tk84.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-4c20.html

この感じからすると5回目の公判ですかね…

この日の審理は相変わらずの証人尋問でして、最初の2人はDNA鑑定がらみ(検体を使って検査をした人と鑑定をした人)、次の2人は、被告人が出所後に入っていた施設がらみの人たちでした。
前半の2人は滞りなく、特筆するところもなく…というお決まりの流れでしたが、後半2人はなかなか渋い話を聞かせてくれました。。。しかもちょっとガテン系で発言も率直な感じで、気持ちのよいやり取りでありました。

最後の証人は、施設で被告人と同室になった男性だったんですけど、普段目を閉じて何も話さないし反応もしない被告人が、この証人のことはメッチャ見てましたね…法廷にやってくるときもじっと見つめて、尋問を終えて法廷を出る時も後ろ姿を目で追っていました。
何か思うところあったのでしょうか。

で、この最後の証人に尋問したのはナカヤマ検事だったんですけど、やっぱりナカヤマ検事の尋問もシマダ検事に負けず劣らずイイですよね〜
特にナカヤマ検事は老人相手に光ります!!!!!

「ちょっと横を向いて被告人を見てもらえます?」
って促して、クルッと被告人のほうを向かせてみたり(被告人は目をギュッと閉じてましたw)と、見せ場を作ります!
ただ裁判長は、どうもこの時点になるとだいぶ分かってきたんですが、この検察官トリオの事があまり好きじゃないのかな?という感じでして、他の裁判官なら許すような質問や、証拠を示したりする行為も、結構ガチガチに理由を聞いて、挙げ句却下したりとか、そういうシーンがホントに多かったという記憶があります…

ホントは細かなやり取りを書きたいところですが、色々思うところありまして、ざっくり割愛しました。
思うところっていう大げさなモンでもないんですが、メルマガにして、ちゃんと書いた方がいいのかな?と日々考えています。

悩める時期でして、色々アドバイス頂ければ嬉しい限りです。
ではでは

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伊能和夫:石になりつづける被告人

お〜っす!!!!
続けます。もう皆さんお忘れかと思いますが、伊能和夫の続きです。(今日は気まぐれに句点入れてみます)

【被告人名】伊能和夫
【日時】2011/03/01 1000〜
【場所】東京地裁815号法廷
【罪名】強盗殺人、住居侵入

この日も証人尋問が続きました。被告人は完全黙秘の否認なので、いたしかたないです。

順番に
・事件のあった11月15日の翌日、青山霊園付近で包丁のケースを押収した赤坂署(当時)刑事課のおまわりさん
・青山霊園に勤務しており、同じく翌日、包丁の空き箱を見つけた(のかな?この辺ちょっとおぼろげです)という話を勤務先で聞いた男性
・当時、警視庁の足跡(ソクセキ)係で現場の足跡鑑定を行ったおまわりさん
・現場の足跡採取を行ったおまわりさん

こんな感じでした。

細かく書くのは(忘れた事もあり)やめて、感想だけにしておきますが、
まぁ〜なんちゅうか、被告人はず〜っと目をとじてて、気配消してますけど、否認なら弁護人がガッチガチにやるのがフツーじゃないですか。それを期待していたんですけど、な〜んか毎回、数分で反対尋問を終えるんですよ・・・・。
最初から戦いを放棄しているように見えます!

だったら否認するのも変じゃない?って思うんですけどね。
否認の裁判の弁護としては弱すぎるというか・・・・

のれんに腕押し、ぬかに釘、ということわざがあるように、やる気のない弁護士にアツい検察官、みたいな感じでですね、まったく両者がかみ合うところがないんですよ・・・
せっかくの大注目検察官であり、東京地裁の傍聴人のなかでも人気ナンバーワン検察官(高橋ユキ調べ)のシマダ検事が、いきいきしないんですよ!!!

加えて、この裁判の裁判長(メガネが顔の半分くらいある吉村さん)は、ま〜これも例えば、あからさまに検察寄りだったり、両者に対して平等だったりする裁判官がいると思うんですけど、この人は言ってみれば検察官嫌いなのか?と思うような態度がそこらじゅうに散見されまして、シマダ検事がいきいきし始めたぞ!と思うとストップかかったりですね・・・
自分勝手な感想ですけど、どんどん法廷の雰囲気を悪くしてるような気がするというね・・・

裁判員も、なんか知りませんけどね(っていうかおそらくメモをとりまくってるとおもうんですけど)、ず〜っと下を向いていて、被告人の様子とか一向に見ない人が多くて、もっと見た方がいいと思うんだけど!って念を送りそうになりました。

そんな中、この法廷でシマダ検事、ナカヤマ検事の次に輝いていたのは、1番の裁判員さんでしょう!
ほとんどの尋問で必ず質問をしてくる、意欲満々のおじいさんでした。
最初は、ちょっと質問ボンヤリしとるな〜なんて、年下のくせに上から目線で思ってたんですけど、日を追うごとに、この、見方を変えれば法廷の様子に無関心にも思える裁判員たちや、威圧的な吉村さん、しゃべらない被告人というアウェイきわまりない状況でよく頑張って質問をしているなあ!と感動が大きくなっていくのでありました・・・

この日の目玉は証人ではなく、証拠でした。
前刑出所後の稼働状況が分かる調書やらがドッサリ採用されており、かなり、収穫でした。

ちなみに足跡鑑定って、シートに貼付けて採った足跡と、被告人の靴跡をOHPのシートみたいなのに印刷して、それを重ねて目視で同一のものか確認してて、このご時世なのにあまりのアナログっぷりにビックリした次第です。
もっとさあ、高解像度でスキャナで取り込んでゴミ取って、拡大縮小とか回転とかして…ってやればいいのに!とか、色々思うところは多いです。
ホントに同一か?って思うような瞬間もあり、弁護人はホントは突っ込むところ、いろいろあるはずなんですけどねえ。

(次の日・DNA編につづく)

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伊能和夫:〝その他 2100円〟の品物は・・・?

【被告人名】伊能和夫
【日時】2011/02/28 0950〜
【場所】東京地裁815号法廷
【罪名】強盗殺人、住居侵入

月曜日、なんとこの日は10時よりも早い9時50分から!
死ぬ思いで起きました・・・・
1時間前に着くと、相変わらずの長い行列!
この裁判、どうかしてるよ・・・・・bearing

3日目のこの日も、相変わらず証人尋問が続きました
順番は
・防犯カメラ映像の画像鑑定を行った人
・凶器とされる刃物の販売元に赴いた警察官
・凶器とされる刃物を販売していた店の店員(当時)
です
その合間合間に証拠が採用されて読み上げられたり、長い休廷が入ったりしました

ほんとに裁判員裁判の休廷は、裁判員に気を使いすぎてるのか、やったら頻繁に入るし、しかも長いんですよね!
気を使い過ぎだろう・・・と思います

ただ、今回の裁判では個人的に良いと思えることもありまして、まず自分は証拠をやたらと傍聴人に見せないような部署(裁判長が見せる見せないの判断をしているのでしょうか??)って、かなりどうかと思っているのですが、極力傍聴人にも公開しているところは、分かりやすくて本当によかったのではないでしょうか
法廷にいる傍聴人もいつか裁判員になる可能性があるのに、その傍聴人に証拠を見せないってのもどうかと思うので・・・
かつては普通に出していたようなレベルの証拠でもことさらに隠す部署もありますが、あれって何なんでしょうかね

この日は器物損壊罪の逮捕状況なども詳細が明らかになりました

ハイライトしか書かないと決めたブログなので本当に割愛しますが、この日の一番の見せ場は一番最後の証人でした
いや、この日だけでなくこの裁判全体を通して、かなりの見せ場はこの方への尋問だったのでは・・・?と思います


証人はムッチムチの小太り老人で、江戸っ子〜って感じのおじさんでした
ゆっさゆっさしながら、証言台の前に向かいます
この人は、事件当日、犯行に使われた刃物を刃物店で売ったとされている元店員さんです
シマダ検事からの質問です!

シマダ検事「あなた当日レジを使いましたね?」
証人「ええ、ええ」
シマダ検事「レジを打つとき、どんな名前で打ちました?」←お店でレシートもらうと責任者名が入ったりしてる事があると思いますが、おそらくその名前のことのようです
証人「今はいないけど〜、ミウラさんが使ってたレジ、打ってました」

退職された方の名前にセットされているレジをそのまま使っていたそうです

シマダ検事「平成21年11月15日に、三徳包丁を売った記憶はありますか?」
証人「刑事さんから言われて調べたら、12時台にミウラで打った品物あったって、ききました」

近所の防犯カメラにはこの時間帯に男性が長い包みの入ったビニール袋を持っている姿が映っています
これで、証人が売った人を覚えていたら、話は早いのですが・・・・・

証人「いちいち売った人の顔見てないんで、分かりませんっ」

覚えていませんでした!w

シマダ検事「三徳包丁を販売した覚えはありますか?」
証人「レシート見て初めて、売ったってこと分かります」

ところで、こちらの三徳包丁は当時店頭に出しているお買い得品だったらしいです
この品物名がレジの記録に記載されていれば、犯人が買ったという確信も強まるのですが…
記録には「その他 2100円」との記載しかありませんでした………

シマダ検事「〝その他 2100円〟これ見て何か思いだしますか?」
証人「ん〜2100円は色々あるんだけど、包丁だと思うんですけどね〜」
シマダ検事「その理由は?」
証人「いや、事件のこと聞いてるんで。違うもんでは殺人に至らないと思うんで」

と、証人は後から事件にこの店の包丁が使われたと警察か誰かに言われてたので、この時間帯に売った「その他2100円」という品物が包丁だと言っておられましたw
ん〜それだと被告人にこの時間に包丁を売ったということにはならないですなあ…

シマダ検事「それ、後から知った話ですよね?私が聞いてるのは、この記録から、包丁だ、ということ記憶してますか?ということなんですが」
証人「してませんね〜。ちょっとね〜」←正直で最高ですw

シマダ検事「〝その他〟ってどんなときに使われるんですか?」
証人「会社で言われてることは、品物は品物の名前、ちゃんと打ちなさい、って言われてたんですが、その他で打ってたと思う・・・」

と、わりかし何でもかんでも「その他」としてレジを打っていたことが分かりました…

証人「2100円ってのはね、特価品なんですよね〜」
裁判長(また割って入ります!)「その他ってのは、どういう場合?」
証人「いろんなモノ、その他にして、打っちゃったわけですよね、ボクが」←w

ナカヤマ検事も失笑している様子でありました…w

最後の裁判長からの質問でも、

裁判長「あなた何でもかんでも〝その他〟で打ってたの?」
証人「その方が多いねえ〜」

と、認めておりましたw

結局こちらの証人からは、事件当日、特定の時間帯に「その他」と証人の中でカテゴライズされたある2100円の品物が売れた、ということが分かったのみでした…


1人目の証人は画像鑑定のエキスパートで、防犯カメラに映っている、キャップをかぶった黒ずくめの人物が被告人だという判断をしておりまして、この一連のカメラにはその男が上野の刃物屋さんの近くを、ビニール袋を手に持って歩いている姿が映っております

そして証人尋問は次の日へと続くのでありました・・・(次回期日へつづく)

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伊能和夫:人の話を遮る吉村裁判長

【被告人名】伊能和夫
【日時】2011/02/25 1000〜
【場所】東京地裁815号法廷
【罪名】強盗殺人、住居侵入

もはや2週間前のことになってしまいましたが・・・伊能和夫、続けます!

そういや伊能和夫は押谷和夫と下の名前が同じでしたね・・・

この日も朝から夕方まで裁判が続きました
いちおう否認事件なので、証人尋問が続きます
一番手は、被害者の息子さんです
シマダ検事が立ち上がり質問を始めました!

父親は日曜に昼寝をする習慣があった、エアコンが好きではなく窓とドアを開けて風通しを良くすることも昔からやっていた、という感じの事とか聞かれてました
と、その流れでシマダ検事が、被害者の住んでいたマンションの向かいのマンションの、防犯カメラに映っていた被害者の映像をキャプチャした写真を証人に示そうとすると裁判長はちょっと怪訝な感じで、その理由を聞いておりました
そしてその写真を息子さんに見せ、父親に間違いない、と答えておりましたが、これには裁判官たちがなぜか食いつきました

裁判長「証人は父親が自転車に乗ってるのを見た事があるんですか?」
証人「何回か…」
裁判長「さっき風体が似てるって言ってましたが、どういうこと?」
証人「やせてて、あの〜、背格好、乗り方、あと、顔・・・」
裁判長「写真、つぶれたようになってて、よく見えないですけどね。顔ってどういうところが?」
証人「輪郭というか、形というか、ええ〜・・・」

この写真だけで父親だと判断できた事に疑問を示しているようですが・・・

これにシマダ検事がすかさずフォローです!

「一点だけ!(←出ました!w)
ビデオの写真、先ほど写真2枚お見せしましたが、実際には何枚ぐらい見ましたか?」

証人「6〜7枚です」
シマダ検事「その中に向きが違うやつ、別の角度から写したもの、というのも入ってましたよね?」
証人「ハイ」
シマダ検事「それで風体など確認できたと?」
証人「ハイ」

一点だけ!と言って一点だけじゃないシマダ検事おなじみの見せ場、ここに吉村裁判長が割って入ります!
裁判長「すべて父親だと思われる人が写ってる写真なんですか?」
証人「ハイ。角度によって写りが鮮明なものも中にはありました。見れば、あっ、親父だってのすぐ分かります」
裁判長「もう少し大きく写ってるやつもあったんですか!?」
証人「ハイ」

こちらの裁判長はシマダ検事の見せ場に割り込む傾向があります!


そんな傾向が分かった午前11時すぎ、もう午前の部が終わり、昼休みになりました・・・
こちらの裁判は人気なので、昼休みの間も廊下に並んでおかないといけなくてホントに大変でしたが、なんとかがんばり午後は・・・・

一人目の証人!被害者居住マンションの管理人!
ガチムチおじいさんです!

遺体を発見した状況なんかを語っておられましたが、こちらも検察官が質問している間に何度も裁判長が割り込んで質問をしておりました

と、この吉村裁判長ってのはですな、、、
例えば耳の遠い証人とかいるじゃないですか、そういうときって、合田裁判長とかだったら、もっと優しく聞く訳なんですよ
なのに、なんっかツンケンしてるんですよね・・・・

あと、人の話を最後まで聞かないですぐに遮る傾向があるんです!!!
わたしは個人的に、これは非常によくないと感じました

法廷に慣れてない証人にツンケンしたかんじで質問をしたり、話を途中で遮ったりして、萎縮すんじゃないの?って思いますけどね・・・

メガネが異様に大きいのも気になりますけど・・・これは関係ないかっ

(と、このようにいろいろ気になる裁判長ですが、廊下に並んでいるとき、まあちょっと人の話を盗み聞きしていたら、別の傍聴人が、吉村裁判長はすごい人格者で。。。という話をしているのが聞こえてきまして非常に驚いた次第です)

管理人のおじさんの次は、当時、警視庁刑事部鑑識課で、当該事件での現場指紋採取を行ったおまわりさんが出廷しておりました

な〜んか否認事件の割に、弁護人の質問がものすご〜くアッサリしてるのが気にかかりました
手に負えない被告人、やっかいな弁護人が相手でこそ輝くシマダ検事の見せ場が、この状況だと少ないんじゃないか???
という私の心配はわりと的中するのでありました・・・・

(次回期日につづく)

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