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2012年2月

新井竜太:完全否認→死刑判決→弁護側控訴

【日時】2012/01/17〜2012/02/24
【場所】さいたま地裁403号法廷
【罪名】詐欺、殺人、銃刀法違反

そして木嶋佳苗の合間にこの新井竜太を傍聴するという、さいたま地裁では非常に落ち着かない日々を送っておりました。
「傍聴したい公判はカブる」の法則は広く教科書に載せてもよいのでは…
全て傍聴はできなかったのですが、初公判や、共犯で無期懲役が確定している高橋隆宏の証人尋問などは傍聴しておりますので軽く…

おじら殺害で死刑判決 さいたま地裁
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0E4E2E29B8DE0E4E2E0E0E2E3E09191E3E2E2E2;at=DGXZZO0195583008122009000000

↑判決時の報道です。もう弁護側は控訴を決めたようです。東京にやって来るんですね。。。

以下殺人罪の起訴状。
・H22.7.15付
 被告人は高橋隆宏と共謀の上、H21.8.7 5:50頃、おじの久保寺幸典さん(64=当時)に殺意を持って、その前胸部を柳刃包丁(刃渡り21センチ)で刺し、胸部刺創により失血死させた
・H22.11.25付
 被告人は高橋隆宏と共謀の上、隆宏の養母である安川珠江さん(46=当時)の死亡保険金を受け取る目的で、H20.3.13に被告人の母親方兼、A事務所において、安川さんに睡眠薬を服用させた上、浴槽内に沈め溺れさせ、窒息死させた

ほか、珠江さんにかけた傷害保険をだまし取ったという詐欺罪、おじ殺害時に包丁を携帯したという銃刀法違反になります。

認否で弁護人は「新井さんは共謀をしていない。珠江さんの保険請求手続きは新井さんが行ったというのは正確ではなく、手伝っただけ。それ以外の事件にかかる行為は何もしておらず無罪」と主張しましたが…裁判所はそう認定しなかったようです。

ちなみに被告人は終始余裕ありげな微笑みをたたえて、椅子の背もたれにどっかりともたれながら余裕で裁判を受けておりました。
そしてご家族とアイコンタクトをしてニコッとしたり、その笑顔だけだととっても無邪気に見えるのですが…

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120224/t10013264531000.html
この笑顔はちょっとマッドに見えますねぇ…

ちなみに被告人と高橋隆宏は、母親同士が姉妹であり、従弟という関係なのですが、高橋は新井に心酔しており、胸に「新井」という刺青を彫っていたことなどが証拠として出てました。。。。。。

また、珠江さんはそもそも家庭があったのですが高橋と出会い系サイトで知り合い、家庭を捨て、高橋の元へ。高橋にそそのかされ養子縁組を行い(高橋は養子縁組を繰り返してました)、その後は珠江さん名義で借金をさせられたりと、高橋の金づるとして利用されていました。珠江さんはその後、平成19年にいわゆる通帳詐欺で逮捕。東京地裁で裁判を受けて保護観察付きの執行猶予判決を受けてます。
高橋らは、珠江さんに売春をさせていたことも明かされました。

高橋が語った珠江さん殺害のきっかけとしては、珠江さんがその売春話をAの社長である新井の母親に話したことが大きいようでした。
ちなみに珠江さんには生命保険ではなく傷害保険をかけており、それについて高橋は、新井が「傷害保険のほうがおりやすい」というアドバイスをしてきたと語っていました。

珠江さんは睡眠薬を飲まされた後、高橋により浴槽に沈められ、死亡推定時刻をずらすため、追い炊きしたそうです。

高橋と新井の関係についてはもっと書きたいですが夜も遅くなったので…一旦切ります!

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木嶋佳苗狂想曲

続けざまの更新です!

さてさて今年の私は1/10からさいたま地裁でスタートした木嶋佳苗の裁判員裁判を傍聴しております。
と同時に、同じくさいたま地裁で行われていた新井竜太という被告人の裁判員裁判も傍聴しており…
さらに、東京地裁立川支部で追いかけている6億円強奪事件関連の傍聴も続けており…
その隙間をねって、水戸地裁で「こえ部」人気投稿者だった男性被告人の保護責任者遺棄致死なども傍聴したりと…
東京都民でありながら、今年に入ってからほとんど東京地裁で傍聴をしておりません!
しかも、いい歳こいて長距離移動が続いているので疲労がたまっております…!

そんなひとつひとつの事件はまた追って書かせていただくとして、まず木嶋佳苗についてです。

1月10日の初公判はなんと7時15分に傍聴券抽選〆切だったのです!
そんなわけで前日から浦和に泊まりました。必死です。
そんな、なりふり構わない必死さが神に通じたのか…(仏教徒ですけど)無事傍聴券ゲット、初公判を傍聴してきました。
詳細は散々ニュースなんかにも出ておりますし、わたしも追って電子書籍化しよう〜と思っているので、割愛しますが、
なんかもう、マスコミがすごいです。
市橋達也の裁判員裁判でも、裁判そのものは特に大きな争点といったものもなく…という類いのものでしたが、被告人のカリスマ性が影響して、えらいマスコミが多く、連日、一般傍聴席の大部分がメディア関係の人間だったんですけど、
木嶋佳苗の裁判でも同じような現象が発生しております。

それでも、証人尋問になるとマスコミ関係の傍聴人はぐっと減り、わたしのような一般人でも傍聴のチャンスがありましたが…被告人質問がスタートするや否や、また一般傍聴席の多くはメディア関係の人になり、一種異様な雰囲気となっています。

しかも、木嶋佳苗の追っかけと称する佳苗ギャルなるものが存在する、と一部で報じられてからか、女の傍聴人はファンだと思われてマスコミの人に話しかけられるという困った事態になっております。
中年女の私は、ときおり裁判所前のミヤネ屋リポーターに話しかけられるというミッションをクリアして傍聴券交付所に並ばなければなりません…

抽選に当たったら当たったで、法廷の中は司法記者の出入りが多くてせわしなく…
一般傍聴席をゲットしたマスコミ系の人たちもちょっとテンションが高まっており…
とにかく体力を奪われますrain
ホント、裁判所前から、裁判所敷地内の傍聴券交付所から、法廷前から、法廷の中まで、終始マスコミの騒がしいザワザワ感が続いていて、本当に狂想曲って感じです。
しかも、傍聴人による法廷内の無断写真撮影など、奇想天外な事件も起こり、気の休まるヒマがありません。
こちらの傍聴人は、どうも浦和をホームとしている一般の傍聴マニアのようでした。

ニュースでは外見やら被告人のトンチキな発言が話題となっているようですが、
冷静に否認の殺人裁判として見た場合、
一度だけ当たって潜入した被告人質問の感触から見て、
被告人の言い分が通るのはいまのところ厳しいのではないかな?という感想を持ちました。

そういえば、被告人が逮捕されるまで開設していたブログを熟読している友人がいるのですが、その友人によれば
「バーキンを何個も持ってるのに、それをスノコの上において写真とって、ブログにアップしてるんですよ!」
とのことで、エルメスのバッグ、しかもバーキンをスノコの上で写真撮影する被告人のアンバランスさが気になります。

また、初公判で、被告人の妹さんの調書が読み上げられたのですが、逮捕されるまで被告人には彼氏がいたにも関わらず(けっこう付き合いが長かったのに)血痕…じゃなくて結婚を考えていなかったらしく、妹さんがそれについて被告人に尋ねたところ「結婚は考えられない。彼の生い立ちが気になる」と言っていた、というくだりが、一番印象に残っています。

ではでは〜

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途絶えましたが

お久しぶりです。

上告審口頭弁論から早3ヶ月…こんなにブログを放置してしまってすみません!
もう松永も上告棄却され死刑確定、かたや緒方は無期が確定となりましたが、みなさまお元気でしょうか…
わたしのほうは、年末も年始からもバリバリ傍聴の日々を送っています。

日々の忙しさにかまけて放置しっぱなしになりそうだったところ、ブログにコメントをいただきまして、再開する勇気がでました(ミンミンさん、ありがとうございます!)。
そんなわけで皆様本年もよろしくお願いいたします。

いまさら2011年を振り返ってみますが、たぶん多くの傍聴人がそうであるように(?)わたしもエクセルで傍聴した裁判をメモし続けておりまして、昨年は167回傍聴してました。
殺人の裁判員裁判を中心に見ていることを思えば、かなり傍聴したような気がします…
梅雨から夏にかけての千葉地裁通いはマジでキツかったです…

思い出したついでなのですが、みなさま昨年の東日本大震災の日は、地震がくるまでどう過ごされていたでしょうか。
自分はその日、小菅の拘置所に行ってました。
ただ、普段小菅に行くときは大抵午後なんですけど、
その日だけは珍しく午前に行ってきて、昼には自宅に戻っていたのであります。
これがいつものように午後から出かけてたら完全に帰宅難民になっていたでしょう…

さてさて、メルマガを書くことをあれこれ思案していたこともあり、ブログの更新を考えあぐねていた部分もあるのですが、メルマガで殺人裁判のことを書くと超〜長くなりそうなので、自分で電子書籍の作れるサイトで、ひとつの事件ごとに電子書籍をつくって発行しようと考えています。
そのときは、またお知らせさせていただければ何よりです。

去年のノリと同じように、また、こぼれ話的なブログで続けさせていただきますので、よろしくお願いいたします!

さて今年はすでに30回くらい傍聴をしておりますので、その中からいくつか、ブログの方にもサラッと書かせていただきます〜

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