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介護疲れ殺人かと思いきや…

【日時】2011/05/26 1000〜(傍聴したのは1110〜)
【場所】東京地裁419号法廷
【罪名】殺人

そんなわけで南部の法廷を放り出された私は、もしもそうなったときに傍聴しようと思っていた法廷へ走りました!

事件発生時の報道はこちらです。
「暴力振るわれていた」 夫の首絞め殺害、67歳妻を逮捕 東京・足立区 [11/23]
http://logsoku.com/thread/yuzuru.2ch.net/liveplus/1290503388/

年配っぽい女性の名前の被告人で罪名が殺人だったりすると、介護疲れか…?と疑ってしまうのですが、念のために調べてみたところ、違ってました。いろいろと事情がありそうな事件です。

夫で自営業のAさん(70)の首を着物の帯ひものようなもので絞め、頭に陶器を投げて殺害したとしている。

というから、その殺意の程度が報道だけでも伝わってきます。

法廷に入ると被告人は保釈されているようで、両隣に拘置所職員さんはついていませんでした。グレーのスーツで弁護人の隣に座り、うつむいています。
証拠調べの途中でした・
被害者の死因は頸部圧迫による窒息であること、また被害者の妹さんたちの調書によれば被告人は「すごく気性が激しく口が減らない、働かずタバコを吸い、パチンコをする人。兄の事を平気でこき下ろす」などと散々な感じであると述べられていました。逆に被害者の仕事相手によれば、被害者は手抜きをしない丁寧な仕事をする人物で信頼できたというような感じです。

しかしそんな話は午後から一転、被害者の家庭における立ち位置、振る舞いが明らかにされていくのでありました……


ところでこの419号法廷は、やたらと暑くてものすごく空気が悪かったです!
震災以降、裁判所は節電モードですが、どうも法廷もギリギリまでエアコンは使わないのだろうという心意気を感じます。
裁判長も、ネクタイをせず、ワイシャツのボタンをひとつふたつ開けており、なんかちょっとオフっぽくて萌えですw
常々思うんですけど、裁判官も書記官も、黒い法服(書記官さんのは素材が違うそうですが)の下は普通に服を着てて、単純に他の人と比べたら1枚多く着てることになるので、ホント夏は気の毒ですよね〜
下とか短パンでもいいんじゃない?って思っちゃいますw
暑そうなんだもん〜


☆ ☆ ☆

そして午後、被告人と被害者の間の娘さんたち&娘婿が証人として続々出廷しました。
こういう家族間のコロシっていうのは、ヤクザとか荒くれグループ間のコロシと違って、あまりにもプライベートな話題があれこれ出てくるので、正直、ブログで書くのは憚られますね…
どっちにも言い分があると思うんです。
どっちかの事を書きすぎると、反対側になにかもの申されたりしますしね…
まぁでもイチ傍聴人が思った事や見た事を書きます…

その証人たちによれば被害者は「母には暴力を振るい、複数の女がいた」そうで、かつて被告人は肋骨と腰の骨を折り入院していたこともあるといいます。
立派なDVだと思いますけど…

証人のひとりである娘さんが、若くして腎臓の病気にかかってしまったそうなのですが、その後は「私に一線を引くようになった」と述べていました。入院することになったときも「母は毎日病院に来てくれましたが父は来てくれず、見捨てられたのかなと感じました」そうです。
また同時に、こちらの証人のダンナさんであり、被害者の会社で働いていた(被告人からすれば娘婿)方に対しても当たりがキツくなったそうで、生前、被害者は取引先を集めて「そろそろ俺は仕事をセーブしていこうと思うが、あいつに仕事をまわさないでほしい」と、自分が引退したあと、娘婿が会社を継いだとしても仕事は与えるなという旨のお願いごとをしていた、ということでした。

また、事件が起こらなければその年の末には、被害者を除く家族全員で家を出る予定だったこと、現在の心境としては「当時は慣れてたんですけど、今となっては(父の存在が)大きなストレスだったと…今はホッとしています」等述べておりました。

娘婿も、一緒に仕事をしていく中で受けた仕打ち、被害者の不倫相手(とされる)の女性宅に仕事に行ったこと、現在は「(父がいなくなって)正直ホッとしている」という事なんかを述べていました。

死んでもこの言われようです。こんだけ家族に恐れられてるって、どんなお父さんだったんでしょう…

とまあこんな感じで、2人目の証人尋問を傍聴したあたりで、仕事のタイムリミットがきたので退席しました。。。

翌日の被告人質問も途中まで見てきました。つづきます〜

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