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安洋(アンヨウ):頸動脈切断、99.9パーセント死んでもおかしくない状態だった…

【被告人名】田中洋こと安洋ことアンヨウ
【日時】2010/12/07(火曜) 1000~(傍聴したのは14時半〜)
【場所】東京地裁810号法廷
【罪名】殺人未遂

この日は午後からアキバ加藤の公判があったとです
「定員割れしてました!」
自宅でお仕事していると、傍聴券交付所に並んでいた友人からそうメールが届きました
定員割れだったら余った券は、その後法廷の前にいけばもらえると以前職員さんから聞いたので、のそのそ裁判所に向かい「券余ってますか〜」と聞いたところ、、、
ここにはありません」
と言われました・・・・・・・

のちに、法廷にいた友人から「空席はありました」と聞きましたが、、、、まさか職員ら、ウソついたんじゃないのか…!?

こりゃ年末に何としても申し入れしないといけないなっ!!!
今井さんにドラフトを送ろう…

  

そんなわけで、密かに気になっておりました、こちらの裁判を傍聴してきました

クラブで口論の男性をハサミで刺す 殺人未遂容疑で中国籍の男逮捕
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100430/crm1004301209013-n1.htm

同課によると、安容疑者は「まったく記憶がない」と容疑を否認している。

26歳の無職とは、これいかに

前日から公判が始まっています(仕事で見れず)
この日は何をやるのでしょう

おそるおそる法廷に入るといきなり休廷になりました
20分くらい休んでから証人尋問が始まりましたが、それまでに法廷の様子を観察したところ、弁護人がものっすごい多いです
どうも前の机に3人、後ろの机に4人、座ってるふうです
前の一番奥の弁護人はいちばん年配です(傍聴してから分かりましたが、とっても偉そうな振る舞いをする人でした)

被告人はガタイがよく、坊主頭がちょっと伸びたみたいな髪型、メガネ、アゴは若干シャクレ気味、スーツ着用です

裁判長は…アッ!!!
声の小さい半田靖史さん!!!!!

超やだ〜


証人尋問は遮蔽措置(傍聴人〜証人の間)が採られて行われました
証人は被害者の男性です

発言を要約すると・・・・

事件のあった日の前夜、証人は友人が主催していたイベントのため、渋谷のクラブへ行きました
そして15日明け方、渋谷のファミマ前で左頬と左首に怪我を負います
この怪我の出血ショックのため(ではないか、と医師に言われたそうです)、この前後の記憶は断片的です

記憶を追うと・・・
会場に着き、友人らと乾杯して、被告人も会場にいた事は記憶しています(バーカウンター近くのソファに座っていたらしいです、被告人と乾杯はしてません)
で、次の記憶はトイレ付近で人だかりができていて、自分が立ってるところ、そしてその次の記憶はファミリーマートの外にある看板を、寝そべっている状態で眺めている・・・・

ソレ以外は覚えていないそうです

また過去、このクラブでこれまでも被害者の友人がイベントをやっていたことがあり、たびたび訪れているそうなのですが、この事件の1ヶ月前にも被告人に会った事があるとの事でした
4階フロアに行ったとき、被告人から「何見てんだ」と言われたのを覚えているそうです
見てなかったので「見てないよ」と伝え、被害者の友人らも間に入り、その場はおさまったとのことでした
それ以外には被告人と顔を合わせた事はないそうです


出血のため記憶が断片的である、という、その出血の原因である怪我ですが、これがもう相当恐ろしいです
ファミマの看板で記憶が途切れた被害者、意識が戻ったのは4日後、病院でです
担当医には「99.9パーセント死んでもおかしくない状態だった」と言われました
奇跡的に助かったようです
頸動脈切断、大量出血のため、手術のときも先生は被害者の首を押さえながら手術したと言っていたそうです
また頬を切られたことで神経が切れ、目の下から鎖骨あたりまでのしびれ、うずくような痛みが常に残っているとのことでした
傷も手術をしなければ消えないそうです
さらに左の声帯が動かなくなったため、声が変わってしまい、大きな声も出せなくなり、
他には、モノを飲み込むのも、いっぺんに飲み込めなくなった、首元を押さえると咳き込む、などの障害が残ってしまいました

300万円、示談金ではなく被害賠償金の一部として受け取っているそうです
(これほどの怪我に全然見合わないと思います)

被告人を許す事は今の段階ではできないと述べていました
「素手に対して、凶器を使ってきた。刺しておきながら1ヶ月近く逃亡して隠れてた。弁護人を通して、金の示談の話が来たとき、被告人の生い立ちや、もし懲役いって、中国帰るのに、言葉しゃべれない、ということや、そのような説明、ウチの弁護士からも受けてて、謝るっていうか、被告人の都合のために示談交渉を持ってきたように見えました。
 それと、未だに(刺した事を)認めてない。刺さっちゃった、と。
 無罪主張するなら、逃げ隠れする事も必要なかったのではないかと思います」

報道からは詳細は分からなかったですが、逮捕まで逃亡していたようです
また、日本で暮らし、日本語しかしゃべれないものの、中国籍を持っている、というような話が分かりました
(もっとこれから被告人の身の上が分かってくるのですが、それはまた次の日の裁判の記事で!)

しかし、報道では「はさみで刺した」とのことでしたが、はさみで頸動脈切断って相当すごい殺意を感じます…


認否も前日だったので傍聴できずでしたが、逮捕当初と同じように否認を貫いているようです
だから弁護人もこんなに多いのかな・・・?
そしてこのような裁判は反対尋問がアツいのですが、やはりアツかったです

まず被害者は記憶が断片的だと言っているのに、その間にあった事について、いろいろとしつこく質問を重ねてきます
記憶がない、と答え続けてしまいには検察官が(この裁判の検察官も押しの強そうなタイプで期待できます!)「質問の仕方に気を配って下さい!」と苦言を呈する始末です

さらには「あなたから被告人に手を出して…」と決め付けで質問してくるので、またもや検察官から
「ソレ前提に聞くんですか!?」
「要するに誤導です!!!」
などとツッコミ入れられまくってます!

懲りずに延々、記憶のない場面について質問してくるのでまた検察官から「そこは聞いても無理だと思いますよ!」と指摘され・・・・

そして、現場近くの地図を被害者に示して「駅はどこにありますか?」と地図に載ってないところについて質問を続けるので「弁護人、ここはもうお分かりでしょうから!」と叱られてました

このようにツッコミ入れられまくりで尋問は続き
弁護人「被告人がいろんな人から殴られた中で、腕に入れ墨のある人から殴られた記憶がある、と言ってるのですが…」
検察官「誰が言ってるんですか!」
弁護人(一番年配の)「被告人ですよ!何度も同じ事聞かないで下さい!」

と、態度の悪い年配の弁護人が逆切れしはじめました

この弁護人は年の功か、ものすごい偉そうで、見ていてイライラしました
この弁護人のせいで被告人に対する心証が悪くなりそうなほどです
(弁論でも「ハァ!?ボクの弁論なんだから黙ってて下さい!」と途中何かを指摘した検察官にイヤ〜なかんじでキレてました)

そしてこの態度の悪い年配の弁護人は、裁判官らの質問のあと、シメのタイミングで質問をしました

弁「あなたの入れ墨、どんな入れ墨なんですか?」
検「異議!趣旨は?入れ墨の有無を確認すればいいんじゃないでしょうか?」
弁「……じゃ、終わります」←結局聞かないし!

偉そうなわりに質問は大した事ないし!
な〜んだよ〜

そんな感じでこの日は終わりました・・・・
この弁護人、何者・・・!?あ〜気になる・・・

次の日はおそらく被告人質問でしょう・・・・見たい!
でも仕事で見れず、飛んで木曜に傍聴をしてきました

証人尋問でさえこのアツいやり取り、被告人質問はさぞ見所がおおかったのだろうと思います
(ちなみにこの裁判はもう判決が出ています)

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