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橋本遥:被告人質問

【被告人名】橋本遥
【日時】2010/11/22 1000~(傍聴したのは13時半から)
【場所】東京地裁419号法廷
【罪名】覚せい剤取締法違反等

連続投稿DESU〜

どうも〜

そして今日も橋本遥です
今日から被告人質問が始まると傍聴仲間から聞いていたので、午後からふらりと法廷へ入りました
午前は奥目の吉松が証人出廷すると先週、裁判長が言ってましたが、どうだったでしょう

で、法廷に入るとまた山本の検察官調書が読み上げられていました
これは過去の共犯らの裁判でも読み上げたことのある内容でして、事件前に被告人が被害者の噂「エロサイトを運営していて不労所得が月300万ある」などというのを聞いてから、ターゲットにするまでの話でした
この部分聞いて毎回、ホントに山本ってアホだったんだな…と思わされます

調書によれば山本は被害者と会ったとき、被害者からこういう話をされたそうです
「中学の頃から運営をやってた、今は(儲けが)月300万くらいかな、だんだん大きくしてきた」
「家は2つ持ってる。1つは池袋、もう一つの家にサーバーとパソコンを持ってる。個人で所有してる。妻は籍を入れてないけど子供もいる」
「社員は5人雇ってる。引きこもりを引っ張ってきたんだ」

そこで山本は「真顔で語り、リアルでウソっぽくない」とすっかり信じ込んでしまって
「こんなにすごい人がいるんだ、と私のネットビジネスの構想を打ち明けました」
とあるんですけど・・・・・・・・・・・・・・

ネットビジネスの構想(どんな構想だったのかホントに聞いてみたいです)をしてた山本、わざわざ被害者のことを探偵やとって調べなくても、このサイトのことをちょっと見てみるだけで、被害者の話がホントかウソかは分かったはずです

実際には被害者が運営してはいなかった、この「被害者が運営していたサイト」とされているモノは実在してまして、サイト名も裁判では明らかになってます
被害者が「中学のころから運営してる」ってのなら、少なくとも10年前から運営されてなきゃおかしいんですが、そのサイトのスタートは2000年代…そこからもう計算合わないです

また被害者と会ったときに色々とサーバ情報を詳しく聞いといて、実際のサイトのサーバ情報と照合すれば、他にも色々と分かる事はあります
少なくとも、サーバを置いてるもうひとつの家がどこにあるか聞いておけば、この話がウソかどうかはだいたい分かったのでは…と思ったりするのですが…

つくづく山本は、ネットビジネスやりたい割に、ツメのあまい男です


そんな調書読み上げも終わり、いよいよ被告人質問です
まず弁護人から、被告人のこれまでの人生について色々聞かれました

被告人は事件当時、被害者と同じ出会い系サイトのサクラのバイトをしてて、他には副業として、経営コンサルや不動産関係、車のブローカーなどをやっていたとのことです
出会い系サイトのサクラをやりながら経営コンサル…?そんなコンサル、周りに1人もいませんが…

高校中退後、美容院に2年弱勤め、地元のバーなどで働き、その後レストランを経営するも不振で店を畳んだ、とのことでした
ヤクザと関わりを持つようになった経緯は、16歳の頃、とある男性(Aさんとします)と出会ったことがきっかけで(その男性はアムウェイをやっていて後にヤクザに入ったそうです)それから関わりがあるという状態だそうですが「関わりはあるが所属はしてない」と微妙な立場だと述べてました
どういう扱いになるのでしょう?

で、前日の証人尋問で、被告人の後輩が被告人を「深谷の会合」に車で送ってることが明らかになってますが、それについては
「ヤクザの会合でなく、Aさんの関係で集まった社長の交流会…。人脈作りのために行きました」
とのことです

深谷で社長の交流会…?


ほか、入れ墨に本気のモンモンが入ってることについて(特に、胸にとある人の名前が彫られてることについて、前日の証人に「親分の名前だ」と言っていたそうで)は「当時、ヤクザへの憧れを抱いてました。自分の親分だとは言ってない。今はやりすぎたと思ってる、消したい」
などと言ってました

軽い気持ちでヤクザの名前を胸に彫った…???

ヤクザの名刺を持っていることについても「たまたまヤクザの人と知り合い、名刺を見せられ、カッコいいですねと言ったところ、お前にも作ってやる、と言われ…」だそうです

たまたまヤクザと知り合う…?

ひきつづき山本との出会い、被告人から見た山本について、結構長く質問が続いてましたが、
被告人が語る山本像は、かなり前のめりで「あの人から金をひっぱれる、この人から金をひっぱれる」的なことばかり言っているような男、という印象でした
被害者がお金を持っているという話を山本がしてきた、ということについても、被告人は「持ってる訳はないと思ってた」的なことを言ってました

山本は当時勤めていた未公開株の詐欺の会社でターゲットにした女性から、会社を通さずに直接金をひっぱる画策をしていたとか、国土交通省に勤めるお偉いさん(と言ってました)が援交をしたがってるので、そこから金を引っ張る画策をしてて、そのお偉いさんにあてがう女を捜してほしいと頼まれたとか、事件前は山本と風俗関係の仕事を一緒にやる話を進めてたとか、黒々とした小話ばかりで、聞いていて、普通の社会人の仕事じゃないなぁと思ったりしてしまいました…


被告人は、弁護人からの質問には終始ソツがなく、争点であるところの事件への共謀について、なかったとする方向の供述に終始し、また、覚せい剤の譲渡についてしか関わってないという趣旨の話をしてました
あとは前日、証人で出た3人の後輩が供述した、事件前後に被告人から聞いた「拉致る」とか本件について被告人が事前に関わってる素振りをしてた、的な話についても、色々と否定してました

これは反対尋問、見応えがありそうです!
(主尋問が順調であればあるほど反対尋問は見所が多くなるという持論があります)

そんな見所たっぷりの検察側からの質問が始まりました
ムカイ検事が立ち上がります!
抜けきれない関西弁に、一方的な親しみ感じます!

まず被告人が色々否定したヤクザとの関わりについてです
16歳で知り合ったときにアムウェイをやっていたというA氏は今、稲川会八木田一家で、さらに小さな組を立ち上げているという事が分かりました
そして胸に彫ってる名前についても「自分とは特に関係ない人…」と言いながらも「Aさんから教えてもらった人…」と、ヤクザの人であることが分かりました
入れる事は了承得てないらしく「偉い人だと聞いた」と、ボンヤリしたことを言ってましたが、そんなボンヤリした憧れで胸に彫るか…?と疑問に思います

私が自分の胸に大好きな「氷室京介」と彫るなら分かるけど、酔拳2しか観てないのに「ジャッキー・チェン」と彫るのは…それくらいの違和感なんじゃないでしょうか…(自分にしか分からない例えですね…)

また、前日の証人に尾行を頼んだ件については「自分で行くのがめんどくさかったから」、振込を頼んだのは「私が電話してたから頼んだ」と、ホントかよく分からない供述でした

ただ、面倒くさいだけで尾行を頼んだり、電話が終わる前に人に振込を頼んだりしてるモノグサな被告人のはずなのに、覚せい剤の件だけは、自分で調達してるのです
「この事件で使うっていう話ではなく、用意ができるか、と尋ねられ、できる、と」
ということで準備したと述べてましたが、なんでこれは人に頼まなかったのかな〜と…

ム「犯罪への抵抗感は?」(シャブを調達するという犯罪に関して)
被告人「なかったっすね」
ム「手に入れるアテはあったの?」
被告人「だいたい売ってるとこ、知ってた…」
ム「どういうとこで手に入るの?」
被告人「クラブとか…たいていのクラブ…渋谷とか」

ルートをかばうためなのか、なんとなくウヤムヤに供述してる被告人にムカイ検事は食い込みます!(がんばって!)
ム「当日、あなた自身ね、覚せい剤は誰から手に入れたの?」
被告人「…本来なら、話すべきところなのですが、黙秘です……」

ルートを明かそうとしません!

ム「ヤクザから?」
被告人「も、黙秘します…」

黙秘する被告人にムカイ検事の追求はさらに激しさを増していきますw

ム「電話で山本から『用意できてますか?』連絡があったのは何時頃?」
被告人「データ(通話記録)を見てるんで、22時56分頃…」
ム「その覚せい剤はどこで入手したんですか?」←もっと聞いて!
被告人「福生、ということにしてもらえますか……?」←だいぶん苦しそうです!
ム「売ってる場所があるんですか?それとも連絡を取り合って?」
被告人「黙秘します…」
ム「その人と連絡取り合い、入手したんですか?」
被告人「黙秘します…」
ム「あなたの通話記録にね、2つ程電話、やり取りしてる記録があるんですが、入手しようとしてた相手ではないんですか?」←一向に追求をゆるめませんw
被告人「黙秘します…」
ム「その人の事を話できない理由、話す事はできますか?」
被告人「………自分ごとで申し訳ないんですが、家族、子供に危害が及ぶ可能性がある…」

主尋問では、22時半あたり、原宿から車に乗り地元に向かう途中で山本から電話があり「大至急覚せい剤を用意してくれないか」と頼まれた、と述べています
そのときまで用意はしてなかったとも述べてました
ただこれは、当日車に乗せた証人の供述と食い違い(被告人が「用意できてる」と言っていた、と述べてる)があるのですが「用意してないと言った」と言ってました


反対尋問の話に戻りますが、被告人は自分では覚せい剤は使わない人らしく、そういう人がふらりと街で覚せい剤を買えるものなのでしょうか
覚せい剤を使わないのにルートがあるということが不思議でした

裁判長からここで「検察官!もういいですか!」と、今日のところは一旦終わるように促されましたが、またトンガリ検察官・シマダ検事から「一点だけ!」と質問が始まりました

はみだし情報ですが、シマダ検事の質問は「一点だけ!」と始まっても、何個も質問が続くことが多いです…w
結論として引き出したい事が1つだけ、という意味なのでしょうか…????

ムカイ検事から覚せい剤入手ルートについての激しい追求を受け、休む間もなくシマダ検事からの質問です…!

シ「あなた、事件当日、前日の証人(原宿で被告人を拾い、地元までのせていってくれた人:Bさんとします)の車に乗り、地元まで移動して、車を引き渡し受けて、借りましたよね。Bさんの家で車を引き渡ししたの、何時頃ですか?」
被告人「ちっと記憶ナイです」

前日の尋問でBさんは、日付が変わる頃地元について被告人に車を貸したと述べていました

シ「そこから福生まで、どれくらい?Bさんの家、青梅ですよね?」
被告人「……どれくらいかは…」
シ「あなたの経験でしょ?覚せい剤を購入できる時間帯は、Bさんから車を借り受けて、山本と落ち合うまでの40分しかない。Bさんの家から福生までは?」
被告人「……わかんないスけど、0時20分ごろ手に入れた記憶がある…」
シ「あなた自身の記憶ではないんですか?」

具体的な移動ルートを追求されてしどろもどろです!
覚せい剤入手ルートを聞かれたとき以上です…

シ「あなた山本に3万で覚せい剤を売ってますね。あなたが覚せい剤を購入した値段はいくらだったんですか?」
被告人「1万5千円です」
シ「差額、どうするつもりだったんですか?」
被告人「自分、もらうつもり…」

主尋問を聞いてても思いましたが、このように被告人は何かお金の動きがあるたびに、その上ずみをもらったり、または上乗せしたりする行為が多いです

シ「覚せい剤、福生から日の出インター(山本に覚せい剤を渡した場所)まで運ぶの、職質、気にならなかった?」
被告人「はい…」
シ「どこに隠してたの?通常、覚せい剤運ぶときって、ダッシュボードに入れたりお財布に入れたりして、職質をやり過ごせるようにするじゃないですか」
被告人「………」

被告人は主尋問で、山本らが土曜に被害者の拉致を実行したことについて「土曜は職質が多い」的な、ダメだし的なことを言ってたのですが…自分が職質される事には考えが及んでなかったのでしょうか

そして最後に私が気になってたことを聞いてくれました!

シ「覚せい剤はあなた自身が持参したんですよね。ところが尾行も振込も他の人に頼んで、なぜ今回だけ自分で?他に使いっ走りを頼む事、なぜしなかったんですか?」
被告人「理由はないです…」
シ「いちばん危険な役回りじゃないですか?何か直接、山本に話したい事があったからではないですか?」
被告人「わ〜……、ないです」

フゥ……smoking
いつもシマダ検事の質問にはハッとさせられまくりです…
すごさに唸りっぱなしですわい
自分もこういう尋問術を身につけたい…!!!(どこで披露?)

そうだよな〜シャブの運びだけ自分でやるの、なんか変だよな〜と思ってたんですが、いろいろ理由があったのかな〜

弁護人の補充尋問も長引くのかな〜
とか思いつつ、この日は17時を少し過ぎた頃、終わりました

23日は祝日ですが仕事ですrain
と、仕事仲間から「ココでやりましょう」と偶然にもカフェミヤマでの打ち合わせを指定されました…
(カフェミヤマとは山本ほか千葉グループの面々がこの事件の打ち合わせをしたカフェです)
渋谷店ではないですが…奇遇ですな!

では〜

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