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クロノコ加藤智大の被告人質問

ちゃ〜暑いですね!
風邪というか鼻づまりが治らず、傍聴仲間にも「痩せたね」じゃなくて「やつれたね」と言われてショックを受けました
あまりに苦しいので、傍聴を途中で中断して病院に行ったところ、持ち手が金属になってる長い綿棒みたいのを鼻の奥にしばらく突っ込まれるというアグレッシブな処置をされてしまいました
絶対に好きな人には見られたくない姿ですね!
確実に腹を壊すんじゃないか?ってくらいタップリのお薬ももらったので、たぶん治るでしょう…!


おしらせですが、
先日の不同意堕胎、本日発売の東スポに詳しく書きました!
電車で帰宅するときにでも、ぜひ見てみてもらえるとうれしいです〜

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で、今日は朝から秋葉原殺傷事件の加藤智大裁判の抽選に並びました
またもや、今井さんにお願いして、一緒に並んで頂きました…が…なんと2人とも外れ!
なぜ2人で並ぶと、2人とも当たるか、2人とも外れるか、という結果になるのでしょう…

しばらくうなだれた後、今井さんから「コレ多分、精液かけた事件だと思うよ!」と教えて頂いた10時からの「器物損壊、迷惑防止条例違反」の公判でも見ようか、としていたところ…
またラッキーな事に傍聴仲間から当たり券を譲って頂きました…!!!!!
ありがとうございます!
近々恩返しをしたいです

また今日も検察からの被告人質問でしたが…ナカヤマ検事が大活躍でした!
傍聴して気になってたところとかをガンガン突っ込んでくれて気分も少しスッキリしました

産経の法廷ライブを見てもらえると分かると思いますが、加藤は当時の自分の気持ちを聞かれるとだいたい「〜であると思います」とか「〜だったんだろうと思います」と人ごとであるかのような返答だったり「覚えていません」という答えだったりするのです
彼の「覚えていません」というのは、犯行時、トラックで人を撥ねてから、逮捕の時に警察官にこん棒で叩かれるまで記憶がないと主張しているので、そのあたりに関してはまだ分かるんですが、
取り調べの時の様子について突っ込まれたりしたときも「覚えてない」って言ったりするんです
(さすがに、痴呆とか、病気な訳ではないんだから、調べも覚えてないってのはどうなのかと思います)
そんな「覚えてない」発言を逆手に取って

検察官「録音録画されている取り調べの中では、あなたが泣いてる場面がよく出てくるんですが、何故泣いてたんですか?」
被告人「何故か…ちょっとよく分かりません…」
検察官「記憶、なくなりましたか?」
被告人「いや、何故泣いたかと言われると、よく分からない……」

とかこういうやり取りをしてくれるところが個人的には痛快です

で、あと大きな事件でよくある「検察官や警察官が、取り調べの際、調書に訂正申し立てをしても受け付けてもらえなかった」発言を加藤もやっぱりしていて、

調べ(か鑑定時)では「やっぱりツナギ事件(派遣先で自分のツナギがなくなったと勘違いして激怒・勝手に帰宅した事件)で自分がいらない人間だと、そういう気持ちがわいた」と語ってるそうなのですが
「今となってはよく分かりませんが、そういった感じではないように思います」
などと、事件発生当時、報道で見聞きしていたような「モテないことや掲示板で相手にしてもらえなかったりしたこと」とか「ツナギ事件」とかが事件の背景にある、というようなことは全て被告人は否定しました

じゃあ動機は何なんでしょう
私がご遺族だったり被害者だったりしたら、ここはなんとしても知りたいと思います
だっていきなり危害を加えられて生活変えられちゃったんですからね…
それ相応の理由があるのではないか、と、思うじゃないですか

でも弁護側の被告人質問では「掲示板の荒らしや成り済ましに対抗するため」というビックリな発言で、正直呆れました
ホントにこれが動機かな、ってやっぱり思います
そして母親の育て方について長時間語る始末…

そんな疑問を持っていた頃、ナカヤマ検事の見せ場がやってきました
(長くなりますが今日はもう…やりとりを再現します!)

検察官「あなた、マチダ検事(調べ担当)に『まるでお前が被害者みたいだな』って言われてショックを受けた、と語ってましたが、不本意だったんですか?」
被告人「いや、予想してなかったというか、そういうつもり、ないのに、どうしてそんなことを、と…」
検察官「あなた、今、自分の話が、同じように受け止められてるとは思わないの?まるでお前が被害者みたいだな!と」←最強のイヤミでました!
被告人「……いえ、自分が傷つけた方に対して言い訳できることは何もありませんし、自分が被害者だと、そんなこと、考えてないです」

検察官「あなた、事件前にケータイのアドレス消してますね。知り合いに捜査の手が及ぶと迷惑かけるという思いがあったんですか?」
被告人「はい」
検察官「にもかかわらず、あなたこの後、多くの人の命を奪ったんですよね。あなた個人の事情のために、命を落とした人、そういった人に思いをいたすことはなかったの?」
被告人「それを一番悔いてます……」←なぜだか本当に、真実味を感じられないのが不思議です
検察官「見ず知らずの人に、危害を加える事に対して、どうして思いが至らないんですか!!!」
被告人「……なぜか分からないんですが、思い至らなかったこと、申し訳ない…」
検察官「なぜか分からないって言ってることこそ、みんなが知りたい事なんですよ。ホントに分からないんですか?」
被告人「ハイ」←え〜っ

で、被告人は被害者やご遺族に謝罪のお手紙を送っていますが、それが、全て同じ文面だそうで、それについて突っ込まれたところでは

検察官「あなた『PTSDに苦しんでいる方もいると聞いていて』って送ってますが、当時、誰の事か知ってたんじゃないですか?」
被告人「はい、知ってたはずです」
検察官「でも(PTSDになった)当人にも、こういう文面の手紙、送ってますよね」
被告人「はい」
検察官「失礼じゃないでしょうか?」

全く持ってその通りですし、この日のナカヤマ検事は怒りが半端なくて勢いがありました…

検察官「手紙では、被害者や遺族の苦痛について『荒らしについて、存在を殺されたときに感じた、我を忘れるような怒りが近いのではないか、と』と書いてますが、同列に比較するのは如何なモノでしょうか?」
被告人「……」

なんと被告人は被害者やご遺族に宛てた手紙で「大事な掲示板で荒らしにあって、存在を殺された(かのように思った)ときに感じた怒りと、被害者が刺されたり、殺されたりしたときの気持ちとは近い」っていうことを書いていたそうで、ここまでくるとホント、この人まだ若いから、こんななのかな、または全く苦労知らずなのかな、って思ってしまいそうになります

被告人「(ちょっと沈黙の後に)あの〜、当時、私としてはその〜、家族同然の存在が(掲示板のメンバーでしょうか)成り済まし等の行為で奪われたと、そういったつもりで、掲示板のたとえ話してしまったわけなんですが、あとから、そうした掲示板の事、普通の人にとっては単なる遊びで大したものではないと気づきまして、それも大変失礼なたとえ話だと…家族、友人を掲示板に例えられたと言うことで、さらなる怒りがあったのかもしれないと、申し訳ないです。一般の人にとっては大した存在ではないが、自分としては大切なもの……今となっては、掲示板に家族のような感情を持つ方が異常と気づきましたし…」

↑被告人は、このようにいわゆる一般的な言葉を並べ立てて謝罪するということが非常に得意なように見えますが、いつも全く声も感情がこもらず、本気で言ってるのかなって不思議になります
まさに「いい子を演じてる」んじゃないか?って私はまだ疑ってます…要所要所でいい子を演じて適当なことを言ってるから、調べの時のこととかを覚えてないんじゃないか、とか…

で、そんな長々謝罪を述べている被告人にナカヤマ検事からキツい一言です!

検察官「アナタが、掲示板でどんなにヒドい行為を受けても、命奪われずに生きてるんでしょ??アナタが危害を加えた相手はもう、この世にいないんですよね!!!」←一段と声も大きいです
被告人「…はい」
検察官「さらに手紙で、肉体的な苦痛について『私もお腹の痛みで気を失いそうになった経験があります』って書いてますが、お腹の痛みと同列に並べるようなことですか???」
被告人「いえ…」←さすがにちょっと涙声みたいになってました


いやはや、他にも色々と、被告人の性格や性質が垣間見えるやり取りがたくさんありましたが、とっても長くなりそうなのでこのあたりにしておきます
証人尋問で、手紙を読んだという被害者が怒り心頭していた理由もよく分かりました 腹の痛みと一緒にするって、ナイでしょう
先日書いた、加藤が初めて泣いたときの事と、またその後、尋問で笑ってた事もあるんですが、それについてもツッコんでおられて、色々と収穫が多かったです


20代や30代の恋愛などについて取材を重ねている仲良しのライターさんが先日、
「最近の20代は自我が何重にも覆われていて本音が見えづらい」とこぼしていたのですが
わたしは加藤を見て、彼女が言っていたのってこれかなぁと感じました

あと昼食を一緒に食べた傍聴仲間の男性に「出会い系の女のとこまでわざわざ会いに行って、セックスできなかったときのことって忘れられるのかな?」と聞いたら「いや」と答えていました
じゃあなんで「覚えてない」ってウソつくんだろうね?とさらに聞くと、カッコわるいからだよ、と言われました 男性の気持ちはなかなか難しいです
覚えてないとかミエミエのウソをつく方が、カッコわるいと思うのですが…

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