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2010年4月

いろいろ考えまして

いや〜
こんばんはっ

最近更新が遅くなっているのは漠然とした理由がありまして、なんとなくひっかかりつつも、日々過ごしていたわけなんです
で、今日なんとはなしに『終身刑の死角』って本を読み始めていまして、

結構「あぁそうだな〜」って思ってることが書かれてて、うなずきながら読んでたんですがその中に
「じつは殺人事件には、加害者に非常に同情すべき事情のあるケースが」ある的なことが書かれていたんですよ
個人的には、確かにそう思う事も実はけっこうあるんです
昨今の介護疲れ殺人もそうですし、そうでなくても、被害者からフェラチオを強要され性へのトラウマ植え付けられたりとか、いろいろあります

まぁその書籍の内容についてはまだ読書中なので置いといて、何が言いたいかというと、
たぶんこんなことを私がブログで書けばまた面倒くさいことが待ってるだろうなとおもうんです
「被害者のことを考えてない」とか言うのが典型的です
厳罰化の進む昨今、報道も当然そんな感じですし、被害者参加制度なども一般化してきました
その発言にも一理あるのは分かります
分かっていながら、でも被害者視点以外の視点から見て、こういう側面もある、という意見を書いたりしたとしても、おそらくその辺のことは理解されずに「考えてない」と判断されるでしょう
で、結果「不謹慎だ」と…

ウェブというメディアはあまり深く考えずに目を通される宿命があると思っていて、コピペもされやすいです
また、ウェブのユーザーというのは、自分が完全な人格者であり善人であると思い込んでいることが多かったりします
自分は決して事件なんか犯さないし(また被害者にもなり得ないと考えているどころか、被害者になる可能性すら考えた事もない人だったり)、悪は完全に叩きのめすべき、というスタンスです
だけど実際は犯罪というのは将来の被害者を生まないために、多角的に検討する必要があると思うし、そうしてこそ意味があると思うのです
あっ、この事件ひどい、こんなこと書いてるヤツもひどい、ていう短絡的な考えじゃ何も学ぶものはありません

ちょっと脱線しましたが、その中でこういった重いことを書くと、そういう人種が、適当な箇所だけ摘み取ってどこかに転載しつつ的外れな感想を書く、とかもあり得る話ですし実際あります
著作権とか完全無視の犯罪行為をされてしまいますし、
意図してない認識のされ方をするのは、正直、うっとおしいのです

ずっと、そういうことに気を使いまくって、事件の分析、統計的な話、個人的な感想とかは控えてて、被害者に落ち度があるような事件は避け、とりあえず法廷のメモ的な内容ばかりブログに書いたりもしていました
関係者の方から感謝のメールをいただくこともあるし、また、わたしもこれまでウェブで色々な人から裁判や事件の情報を得ていたので、わたしの出す情報が少しでもそういった人の役に立てば、という気持ちからです

だけど、本当に書きたいのは事件に対する分析だったり統計的な話だったり個人的な感想だったりします
また、被害者が実は前科を持っていたなど、そういう情報とかです
自分のブログなんで、いろんな情報をもとにいろんな角度から自分なりに検討したいのです
が、上記のように面倒な事が多く、そんなリスクをしょってまで書く気にはなれません
ウェブはいつのまにか私にとって書きたい事が書けないメディアになってしまいました

また、バカにならない交通費をかけて地方まで行ったりしたり、週末に何時間もかけてブログを書いたりと、正直けっこう負担が大きいです
けどウェブのユーザーというのはまだ情報がタダで手に入ると勘違いしてる人も多いです

自分の時間、金、気遣い、などなど、いろんな労力はかかるのに、自分の好きな事は書けない、ってのは意味がないと思いました

そんなわけで、何が言いたいかというと、ちょっとした読書をきっかけに自分がどうしたいかが分かってしまったので、
今後は今までみたいに、このブログで詳細に傍聴記を書く事はやめます
書籍や新聞など、どこかの媒体に書いているモノがありますし随時お知らせしますので、情報が欲しい方はそちらで見て頂ければと思います


法廷で見たやりとりのちょっとした情報とか、そういうヌケ感の高い裁判所日記的なエントリばかりになると思いますが、よろしくおねがいします

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