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林眞須美:犯人は別にいる…

今回のは時間をかけずに書けそうだ、ということで…超ひさしぶり&超唐突に傍聴記です!

【被告人名】林眞須美
【日時】2009/02/24 1500~
【場所】最高裁判所 第三小法廷
【罪名】殺人、同未遂、詐欺

毒カレー事件、林眞須美の口頭弁論を傍聴するため最高裁へ行きました。
この日は抽選です。
傍聴仲間と一緒に並びましたが、仲間は外れて帰っていきました…
私は今年に入ってすごい引きが強いです。
対するその傍聴仲間は、毎回はずれます。

たぶん、自分は自分の運のすべてを傍聴券当選のために使っているんだと思います…
私生活じゃ運悪すぎなんで〜


こうして選ばれた34名が最高裁の中に入る事を許され、職員さんに引率されて石畳をのぼりました。
相変わらずシネコンみたいな雰囲気です。
そして小法廷といいつつ超巨大です。
どこの劇場かと思う程に薄暗いです。

裁判官たちがやってきて、撮影も終わり、弁護人から上告趣意を朗読する時間になりましたが、それに先立って、証拠調べ請求していた件について裁判所の結論を聞きたいと言いました。
被告人の夫がヒ素の入った葛湯を飲んだ殺人未遂事件は、自ら飲んだのであり、殺人未遂は成立しないという主張のもと、そのための証拠調べを行いたいと述べていたのですが、、、
裁判長は、左右の裁判官にチラチラと確認した後
「事実調べはいたしません」
とアッサリ事実調べナシを告げました。
これについて異議を申し立てていましたが、こちらもアッサリ棄却されておりました。
最高裁で証拠調べ請求が採用されるのは、高裁よりももっと難しそうです。
なんか、別に証拠調べさせてあげればいいじゃん、って思うんですけどねぇ…。
無意味なものでもなかったと思うんですが…。

改めて上告趣意です。
大まかに言うと、詐欺については認めるが、殺人と殺人未遂については無罪だと主張していました。
特にカレー事件については、状況的に被告人が疑わしいというレベルに過ぎないとのことです。

参考:和歌山毒物カレー事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/和歌山毒物カレー事件

葛湯事件(夫ケンジさんに対する殺人未遂)については、保険金搾取のための手段として夫が自ら飲んだと本人も言っている、とのことでした。

また、カレー事件については
「被告人は犯人ではありません。犯人は別にいます」
として
「事件直後から、これは多くの場所で噂されてきました。客観的事実から判断する必要があります。
被告人には動機がありません。
被告人は金にならない事は一切やらない。だから犯人ではないのです。
近所の高校生の証言として、白いTシャツ姿の、被告人に似た女性がカレー鍋のふたをあけていたというものがありますが、それは次女のKさんと見間違えたのです。
次女のKさんは体重70キロ、身長160センチ。ある週刊誌は被告人とKさんを間違えて盗み撮りし、そのまま発売されています。
間違えられる可能性のある人物だったのです。
そして、被告人は子供達にカレーを食べてはいけないとは言っていない。もし被告人が毒を混入させたのであれば、何らかの指示をするはずなのです」

今回の口頭弁論の見所は、この発言に尽きます。

犯人が別にいるという前置きをして、次女が被告人と似ているという流れ…いいのかよ、って思っちゃいました。
確かに噂レベルで、この話、そして被告人は金にならない事はやらない、という話を聞いた事はありますが…


対する検察は「金にならない事はやらない、と言っているが、これ自体、根拠がない」と一蹴していました。
まぁこの根拠を示すのも難しいとは思いますが…

死刑を回避したいのだったら、一審で黙秘はまずかったな、というのが感想です。
最初からこの主張をしていればよかったのに…
控訴審、上告審と、上に行けば行く程、覆すのは難しいと思います。

ただ、一審二審の判決文を読んでいないので、なんとも言えませんが、確かに被告人には動機がないように思います…


判決は後日指定されるとのことです。


ちなみに傍聴券交付所でもらった支援のビラに


R0012270

R0012271


「保険金詐欺は行っていたものの、家族思いの明るい主婦。」
「林家は保険金詐欺で儲けたお金で大きな家に住み、何事もなければ一生悠々自適の経済状態でした。」
とありますが、それって堂々と書ける話でもないよ、と思っちゃいました。

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