« ん〜 | トップページ | 今年最大の締め切りウイーク »

殺人等:三上静男 小野寺証人尋問(1/2)

【日時】2008/10/23 1000~
【場所】水戸地裁 210号法廷
【罪名】殺人、強要、詐欺

この日は朝から小野寺証人の尋問を傍聴するため水戸へ行きました。
張り切って40分前くらいに着いてしまいましたが、誰もいません。
傍聴券交付もありませんでした。

(コレまでの裁判はカテゴリ「金がらみ」からお探しください)

開廷までには10人くらい傍聴人があつまりましたが、なんだかひっそりとした公判になりました。

小野寺さんも前回証人たちと同じく、後藤良次と宇都宮の事件を起こして逮捕&起訴、そしてこの方は無期懲役で確定しているようです。

小野寺さん(以下、証人)は、前回の証人たちよりも全然若い雰囲気でしたが、坊主頭にジャージ、メガネといった風貌はやはり共通していました。
この日のために宮城刑務所からやってきたようです。

被告人は前回と同じように、気のいい田舎のジーさんといった雰囲気でした。


検察官からの質問です。
証人は平成12年の7月半ばに、被告人と知り合いました。
後藤の指示で、被告人所有の事務所に住む事になります。

当時、証人は稲川会大前田一家の組員で、後藤は直参、証人はその中にある斉藤組というところに所属していました。
後藤は証人にとって上の立場で服従していたけど、組は別だということを強調していました。

被害者の栗山さんが事務所に来てから一緒に生活しており、また被告人は、事務所に泊まる事はなかったけど、毎日のように事務所に来ていたと述べていました。

前回証人と同じ供述ですが、事務所では毎日のように酒を飲んでいたとのことです。
明るい時間から飲み始めて、だいたい栗山さんが酔いつぶれて酒宴は終了という流れでした。
栗山さんは後藤のことを怖がっていたそうです。


と、前回証人たちと重複する箇所は省きまして、こちらの証人は栗山さんへの虐待について詳細に語っていました。

「一度、後藤から(栗山さんが)鳥小屋の中に閉じこめられて、水をかけられていました」
「虐待というようなもの?」
「そうです」
「他にも虐待を受けていましたか?」
「食べ物…いろんな調味料を使った、かなり辛いチャーハンとかを食べさせていました…」

辛いチャーハン食べさせるって…
なんという低レベルないじめなんでしょうか…


栗山さん殺害の様子については以下のように語っていました。
その日の午後、当時付き合っていた彼女と事務所に戻ると、そこには誰もいませんでした。
そのうち後藤から「浦田と2人で先生(被告人)の自宅へ来い」電話がかかってきて、エルグランドに乗って被告人宅へ向かいます。

「エルグランドで来るように、という指示は?」
「あったと思います。なければ、普段は乗用車に乗っているので」
「指示がなければエルグランドでは行かないと?」
「そうです。当時は人を拉致するためとかに、エルグランドを使っていました」

後藤はもう、この日に殺す事を決めていたと思われるような指示を出していたということになります。


暗くなる頃に被告人の自宅について、車から後藤の持ち物を入れたカバンを持って行きます。
その中には証人のスタンガンが入っていました。
部屋に入るとみんなが酒を飲んでおり、栗山さんはソファに座るわけではなく1人だけ床に正座をしていたそうです。
後藤と被告人はソファに座っていました。

「栗山さんは土下座していませんでしたか?」
「そうですね…そういう感じだったと思います。正座して頭を下げていた…言葉は記憶にないです」

そして、被告人がリビングの木棚からウオツカを出してきます。

「ウオツカということ、どのようにして分かったんですか?」
「透明な酒で、90度以上だったんで」
「『強い酒だ、90度以上だ』と言っていたのは誰?」
「三上です」
「スピリタスだとなぜ分かったんですか?」
「私の記憶にある90度以上のウオツカだったらスピリタス…スナックをやっていたことがあるので、酒の知識があります…」


その場面まで証人は現場にいたのですが、なんと殺害現場には立ち会わなかったと言い出しました。

「そこまで記憶していますが、そのあとは…三上のおばあさんの部屋に入ったので…」

スタンガンを栗山さんの体に当てたって前回証人は言ってたはずですが…?


その辺のことは最後にゆっくり書くとして、まあ現場に戻ったら、栗山さんは横になっていて、テーブルから酒がこぼれていたとのことです。
後藤が「事務所に帰るぞ」と言いだした事から、その栗山さんを車に乗せ、みんなで事務所に戻り、それから彼女と2人でホテルへ行きますが、明け方、後藤から電話を受けて「栗山さんが死んだ」と聞き、1人で事務所へ戻ったそうです。
そこには被告人、後藤、浦田がおり、死亡推定時刻を変えるために栗山さんの遺体を水につける作業を行い、遺棄したと述べていました。


引き続き弁護人からの質問が始まりました。


今回の証人は、微妙に前回証人たちと話が違うところがあります。

まず1つ目には
「栗山さんが酒を断っているのを見た事はないです。眠いと言っていたのは聞いた事あるけど…」
とか言ってました。

次には
「後藤から栗山さんを殺す話をもちかけられたことは、ないと思う」
と言ってました。

「栗山さんに保険金がかかっているので、協力したら分け前をやるとは?」
「保険金がかかっている話は聞きましたが、協力したら分け前をやるとは言われていません」
「8月12日、被告人の自宅へなぜ呼ばれたか分かってましたか?」
「………何も…言われてなかったと思います」

この歯切れの悪さは最後まで続きます。
(つづく)

|

« ん〜 | トップページ | 今年最大の締め切りウイーク »

金がらみ」カテゴリの記事