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若林一行:岩手母子殺人事件控訴審・またまた被告人質問(書いたよ〜)

【被告人名】若林一行
【日時】2008/09/03 1330~
【場所】仙台高裁 101号法廷
【罪名】死体遺棄、住居侵入、強盗殺人、強盗強姦未遂、窃盗、邸宅侵入

この日は誕生日でした。
誕生日だというのに、朝からバスに乗って仙台行きです。
孤独です!
孤独を愛する女・ユキ…
自分の選んだ誕生日の過ごし方だから、思いっきり傍聴しようと気合いを入れて裁判所に行きました。

これまでの裁判は…左の検索からお探しください!

けっこうギリギリに着き、法廷に入ると記者が多めでした。
この裁判、記者がわりといつも多いのですが、記事になっているところを見た事がないです。

この日は最初に検察から取り調べ請求書が提出されました。
弁護人は不同意として、裁判所は必要性がないと却下しました。
裁判所と検察って、なあなあな関係に見えるけど(偏見)、たまには却下とかするんだ〜って新鮮でした。
さらに弁護人からも取り調べ請求書が出ました。
前回の中村証人の証言を受けて、補充で被告人質問をしたいといっています。
こちらは採用されました。
仙台高裁のこの心意気…けっこう好きです。

そして被告人が証言台の前に座りました。
いつもと同じ黒のヤンキー風ジャージに坊主頭です。
なぜか刑務官は3人もいました。

ふと検察官を見ると、いつもの検察庁の風呂敷ではなく、ドロボウとかが使う、唐草模様の風呂敷で書類を包んできていました!
初めて見てしまいました。
よりによって、なぜ、ドロボウ柄…?


脱線しましたが、被告人は前回の中村証人の尋問を受けて、言いたい事がいっぱいあるようです。
こちらの被告人は、しゃべりが饒舌だけど、あちこちに話がとんだり、なんとなく返答が「ハイ」「イイエ」以外だったりとわかりづらく、メモを今見直してもさっぱり意味が分からないのですが、要するにまとめると、中村証人からは暴力を受けたんだということを言っていました。
そして引き続き前回の中村証人の証言について、細かく「ここは違う」みたいな感じで述べ始めました。


(つづき)

さらに、事情があって自分がやったというような供述をしなければいけなかったという事も言い出しておりました。

「自分の経験した事じゃないので、虚構を話す…」
「どういうことを話すかについては誘導ありましたか?」
「はい」

また、誘導以外に、被告人が作り出した話に関しては、前回裁判でブツとして提出した証拠の小説を元にひねりだした、というようなことを言ってました。


被害者の家に侵入しようとして懐中電灯代わりにレーザーライターの光を使ったと供述しているそうなのですが、事実は全く違うし、その時間に被害者宅に行った事もないそうです。深夜だし、明かりがないと推理して、ライターの話を作り出したとのことです。

遺棄現場に行ったのは事実だけど、キヨカワ(被告人が犯人だと言っている人物)が何かを捨てるというので一緒に行き、近くで待っていたという経緯があった、後日キヨカワがなにを捨てたのか気になり1人で行ってみたということでした。

被害者宅からモノを盗んだとも公判廷で述べてますが、それについても、キヨカワからもらったと言っていました。

弁護人が替わり、補充の質問が行われました。
前回証人尋問で中村さんは「8月4日に会って初めて話した、取調室には行ってない」的なことを言っていたのですがそれに関して
「その日じゃないです!取調室にも来てます!何回も!名乗った事もあります!」
と早口でまくしたてていました。
任意同行のため自宅に来た人物も、被告人は、中村証人だと主張していて、
「なかなか任意同行というと、同様で顔を覚えていない事もあると思いますが?」
という弁護人の質問には
「いやもう、家の前に来てるんで、記憶に残ってる!中村とタカハシが!」←呼び捨て
と答えておりました。

検察官からの質問になりましたが、こちらの検察官はちょっとアツい男なので結構好きです。
質問に怒りがこもっております!

「あなたさっき、中村さんから調べを受けたけど(中村さんは調べはしてないと言ってます)、その日にちはおろか、午前か午後かもわからないと言ってましたよね?中村さんは日にちを言ってましたが?」
「その点に関しては腑に落ちないんです!」←?
「留置簿で確認してますけど?」
「……」

「中村さんはあなたと話した後盛岡に帰ったと言い、あなたは中村さんがずっといたと言ってる。
もし、8月4日に盛岡に戻っているという記録があったら、どうしますか?」←確実に記録があるというニオイがします こういう質問大好きです〜
「それはないです!!!」

左陪席裁判官からの質問です。
「警察の取り調べの段階で、家族が取材を受けたりしていることを心配してましたか?」
「いえ!違う!しゃべってます!」←被告人はこのように、質問の意図を理解してなくて、意味不明なことを答える事が多すぎる男です
「じゃなくて!心配してましたか?って聞いてるんです!」
「あ、心配してます」
「それを相談しなかったの?」
「安否は聞いてます」
「話した相手はタカハシさん(取り調べ担当)ですか?」
「いや!留置の人にも言ってるし、何人かに言ってます!その中に、タカハシさんも入ってます」

「あなたが言うには、中村さんから暴力を受けて、そのとき『自分で殴った事にしろ』って言われたんですよね?その日はどこかに怪我をしたんですか?」
「ここらへんに(と右肩を指して)痛みがありました!」
「目に見える怪我はなかったんですか?」
「目には見えないです!」

なんか怪しい話です。殴られる理由もないよね〜

「でも、顔には痣ができました!」
「どこですか?」←本当に仙台高裁の裁判官はよく話を聞いてくれます…
「いや!もう、よく覚えてる!こっちがわです!(と顔の左を指しながら)」
「中村さんが『自分で殴った事にしろ』と言った以外になにか行っていましたか?」
「特になかったと思います」
「顔を殴った事にしろと言うと、なんで殴ったんだということになりますよね…」
「(裁判官の話を遮って)いやっ!もうそれは…」
「(そんな被告人を遮って裁判長が)何度も言うけどね!しゃべりおわってから答えて下さい!」

被告人は、テンション高めなので、相手の質問を聞き終わらずに答える事がホントに多くて困ります!
改めて左陪席裁判官から質問やりなおしです。

「なんで殴ったんだという事になるんですが、理由は?考えなかったですか?」
「いやっ!私が自殺するとか考えたのか、24時間体制の監視がつけられたりってのはありました!」←また見当違いの返事です

「取調室の中で、痣ができるまで被疑者を殴って、で、あなたその後、検察官の取り調べでしたよね。その検察官も怪我をほっといた。ホントにそういうストーリーにしろということになったんですか?」
「ええ!」

みんな疑っております。

続けて右陪席裁判官からの質問です。
「8月4日の件ですけどね、検察官は、留置人出入り簿とか、タカハシさんの出張の記録を前提にして質問をしてるんですよね」
「ええ」
「被告人としてはそれでも8月4日に中村さんと話したかは腑に落ちないんですか?」
「ええ!」
「8月4日ではないと言える根拠はありますか?」
「あ〜、根拠ですか!私が言ってる日には、検事が来たのを覚えてます!特定しやすいと思います!」←嘘くせぇ〜
「それ以外にはないんですか?」
「ハァ〜、、、それ以外っすか〜、、、あるかなぁ〜・・・・・・う〜ん」
「あなたが『タカハシさんがいたということが目に焼き付いていた』と言ってたんで、ハッキリした根拠があるのかと」
「いや〜、それは目に焼き付いてるんで!」←?


そして裁判長からの質問です。
「あのー、あなた、中村さんに殴られたりして、その日の午後、検察の調べを受けたことは間違いないんですか?」
「ええ」
「で、そ〜すっと、顔の左に外傷があって、検察官と会ったってわけ?」
「ええ」
「午後に調べがあるということは前から知ってたの?」
「いえっ!その日に言われました」


なんだか被告人がいう「8月4日じゃないけどどこかの日に中村さんが来て殴られた」という話は限りなく嘘くさいです。
こうなると、犯罪組織の話も嘘なんじゃないかと思えてきてしまいます。
一審から一転、供述を変えた理由はなんだったのでしょう。

証拠調べはこれで終わり、次回は弁論です。

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