強盗殺人:池内楯雄 お盆でも被告人質問
【被告人名】池内楯雄
【日時】2008/08/14 1315~
【場所】東京地裁 528号法廷
【罪名】強盗殺人
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3件の強盗殺人、池内楯雄。10回やると弁護人が言い出した被告人質問、既に何回目か分からなくなっています。
お盆真っ最中ですが普通に裁判所には人がたくさんいました。
この日も被告人はトラセーターを着ていました。
ノートには「トラ」とだけ書いてありました…
この日はテント暮らしを始めてからの生活ぶりが訪ねられていました。
今回、全く事件に関係ないところは割愛します!
被害者は浮浪者に家の解体などを依頼して格安で使っていたようで、その依頼を受けた関係で、被告人と被害者が出会ったようです。
しかし、報酬の額について「こんどは6千円に下がっちゃった!だんだん、おかしいな〜って、性格分かってきた。良くないね!最後は4千円になっちゃった。でもメシ食えればいいか〜って我慢して行ってたよ!」
完全に足もと見られて使われてたようです!
やりとりはいつものような感じで暴走気味、ときに弁護人に軌道修正されて進む、っていう完全にいつもの被告人質問だったので、ノートを見直しても特筆することがないのですが、事件のことは少しだけ話にでてきました。
「犯人とされて取り調べされたことは納得いかない?」
「そう」
というかんじで、不満は述べていましたが、犯人ではない根拠は述べられていませんでした。
「あなたのほうで、塚本さん(被害者)に恨み持ったってこと、ないのね?」
「そりゃ、そうだよ…」
と、また自白調書には無理矢理サインさせられたというお決まりのセリフなども出ました。
「殺害動機のところは全部デタラメだと?」
「なんで…!?と、不思議に思ったね!作り上げられたってことだね!なんでこんな事…って、あとで見ながら思ったよ!なんで、迎えに行ったのにそんなことすんだよ」
ところで、現場にあった靴の足跡が、被告人の持っていた靴と類似か一致かしているんですが、それについてもビックリな供述がでました。
「この靴はあなたのものなんですか?」
「逮捕前に、トイレ行って、帰りにふっと見たらさ、向こうに、花植えてある石垣のとこにさ、いかにもまだ履けるよ〜ってかんじで、2足あったわけ!!!(←これは1足のことのようです)
まだ履けそーだな〜ってね、あの靴!
拾ったんだよね、拾った靴なんだ、そう…」
なんと偶然花壇の脇に置いてあったのを拾ったとの供述です。
しかも、逮捕前日にです。
そんなことあるのかな〜?
また、拾ったものを自分で使うとかいうのは今回が始めてだったとも述べていました。
こんなかんじで長々とやり取りが続き、15時くらいに終わりました。
また、前回と同じく、「あと何回やるんですか?」的なイライラしている裁判官からの質問がありましたが、結局弁護人にごり押しされ、また次回も同様に被告人質問です。
こうして、どんどんダレていって、傍聴人も少なくなっていく…っていうのが池内裁判の特徴でもあるように思います。
(2005年とか傍聴人1人だけってときもありました)
この2時間でよく分かったのは、被告人が現場に残されていた足跡と似た靴を逮捕前日に拾ったと言っていることだけでした。
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