トップページ | 強盗殺人:池内楯雄 この日も被告人質問 »

強盗殺人:池内楯雄 生い立ちから始まる被告人質問

【被告人名】池内楯雄
【日時】2008/07/03 1315~
【場所】東京地裁 528号法廷
【罪名】強盗殺人

これまでの裁判は左の検索コーナーからお探しください。
(もしくは「ジーさん」カテゴリ内から見れます)

前回は、目当ての殺人が期日取り消しになったので元気をなくして傍聴しておりません…
交通ジャーナリスト、今井さんは傍聴しているようです。
http://ko-tu-ihan.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_8985.html
どういう内容だったのか、気になるところです。
でも、たぶん事件とは関係なさそうですが…

この日も弁護人からの被告人質問、続きです。
なにを聞くのでしょうか。
しかし、関係あるのかないのか分からない質問を続けている弁護人に対して、裁判所は優しすぎるのでは…?
公判前整理手続が採用された裁判ではいつも、裁判官が血まなこになって「その質問はなにか関係があるんですかっ!!!」っていうのに…
何かをあきらめているのでしょうか?
そんなことで、いいのでしょうか?


そしてこの日も被告人は同じトラのセーターを着ていました。
ちょっと、もう夏なのに…
もしかして、このセーターしか持っていないのでしょうか?
拘置所生活、それは大いにあり得ることかもしれません。


みんな(傍聴人)を舐めるように見回して席に着き、そして被告人質問のはじまりです。
(被告人はこの日ももちろんヘッドフォン装着です)

弁護人が立ち上がり、こう言いました。

「今日は予備的な主張…生い立ちについて…聞いていきますね」


え〜っと、、、生い立ち!!!!!!

事件とどう関係あるの!!!って、裁判長の代わりに私がツッコみたいところです。

しかし、一般人の自分がつっこむわけにもいかず、質問は始まってしまいました。

「あなた、今いくつになりますか?」
「ええっと、、、、(長い沈黙)、、、今年、64…」


えー!!!今年64歳!?


ものすごい老けてる!!!
下手するとまだ天下り先とかで働いてる年齢だよ…そんな働き盛りの男には到底見えません。
78とかかとおもってたよ…霞ヶ関倶楽部のジーさんたちより年下なのに、あきらかに一番年長に見えるよ…

とにかく、最初の質問から驚きを隠せませんでした。

「どこで産まれましたか?」
「どこだったかなぁ〜?○○か△△、どっちか!分かんない!」
「小中学校のときは東京にいたんですか?」
「そうだね、杉並区!駅前にね、高円寺、駅前にボロ屋借りて住んでた!車通る、カド、カドだから、木の扉、開け閉め…車通る、角だから!」

ヒィ〜

「小さい頃、家族は?」
「え〜っと、おふくろと、オレと、兄弟じゃないかな〜。えっと、北口のときは、いなかった!駅前いたころ、カドにいたときは、そっから南口、4丁目いったときは、オヤジいたの覚えてる!」
「小さい頃、お父さんはいなかったんですか?」
「北口!駅前のボロ屋に住んでた時は、いなかったね!」

「どうしてその…アナタの言う、ボロ屋(フフッと笑いながら)…に住んでたとき、お父さんはいなかったんですか?」
「………(突然の沈黙)……」
「分かんないの?」
「………」
「じゃあ兄弟は?」
「オジさんと、お袋と…」←兄弟じゃないです
「いやあの、兄弟は…?」
「あ〜!弟がいたね!」
「3人きょうだいの真ん中?」
「違う!!…え〜っと、そうそう!長男!」


ギリギリです。
ホントにドキドキの被告人質問です。。。


「あなたの家、ボロ屋っていってたけど、どういう風にボロだったの?」←なぜかボロレベル確認に入っております
「だから駅前の…水道もなかった!水道じゃなくて、こうやって(井戸のポンプを上下に動かす仕草をして)出す、ポンプみたいなやつ!こうやるとジャ〜って出るじゃない!井戸っての?……ジャ〜」←なぜか井戸水の出る音を再現しております


こんなやり取りを繰り返されると、被告人質問を見続けるのが時間の無駄なのではと思わされます!

そんなわけで、はしょると、家はボロ屋、しかしなんとか食べていけていたようです。
また、幼少期から耳が遠かったため、授業も聞こえず、テストでも10点や15点しかとれなかった、けれども学校は自分を卒業させた、それは間違っている、と何度もいっていました。

義務教育だったら赤点とかないんじゃなかったっけ…?(自分の義務教育時代が遠い過去すぎて、記憶がおぼろげです)

それで、だいぶ先になって、姉がお金を出して被告人に耳の手術を受けさせたそうです。
左の耳は聞こえるようになりましたが、右の耳は失敗だったとのことです。また、そのことで被告人は姉に非常に感謝しているようでした。


貧乏でボロ屋に住んでた、耳が悪く授業が聞こえなかった、手術のお金だけでなく今でもお世話になっている姉にはホントに申し訳なく思ってる、卒業後、バイトも耳のせいでなんども不採用になった、ということを1時間半かけて聞いていました。


こんな内容だったため、傍聴人の出入りは激しく、またそれに敏感な被告人はいちいち出入り口のほうを振り向くため、質問も聞き逃していたようです。

ドアの開け閉めの音や、床がじゅうたんの法廷を歩く足音が聞こえるってことは、補聴器つけてれば、たいして生活に支障ないんじゃないか…?

そんなことを思いながら話を聞いていたら、15時ごろ、「じゃ、切りがいいのでこの辺で…」と唐突に被告人質問は切り上げられ、次回へ続きということになりました。


この日の被告人質問、事件とどう関係あるのかということを、裁判長は弁護人に問いつめなくてよかったのでしょうか…


また、この時の公判は、一体何回目の公判だったのでしょうか…
去年の6月の時点で108回。5月が109回目とすると、傍聴できなかった6月は110回目、このときは111回目…??
弁護人解任が発表された去年10月は1回に数えていいのかなぁ〜

とにかく110回以上も公判やってるのに、今さら生い立ちを聞くのが不思議でたまりませんでした。

|

トップページ | 強盗殺人:池内楯雄 この日も被告人質問 »

ジーさん」カテゴリの記事