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殺人等:鈴木一範 ホステス殺しの右翼〜控訴審第一回公判

最近のもたまには書かせて頂きます〜

【被告人名】鈴木一範
【日時】2008/08/20 1130~
【場所】東京高裁 720号法廷
【罪名】殺人、逮捕監禁致傷、死体遺棄、銃刀法違反

ホステスの彼女を絞殺して山中に遺棄した右翼の控訴審です。
(一審の時の様子はこちらにあります 判決は懲役20年でした)
http://bc.kasumikko.com/?search=%CE%EB%CC%DA%B0%EC%C8%CF
この一審のとき、めっちゃ怒りんぼうの検察官がいたんですけど、どこか行っちゃったようです。
どこに異動になったんだろう〜♪
また一緒になった公判立会の検察官に大きな声でひそひそ話して迷惑がられてんのかな〜♪♪♪

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午前中の裁判にめっきり顔を出せなくなって久しいですが、がんばって早起きしてこの時間よりも20分くらい前に法廷に入れました。
すると法廷では覚せい剤取締法違反の控訴審をやっていました。
覚せい剤で控訴って…若干微妙です。
理由もどうも量刑不当のようで、事実誤認があるわけではなさそうです。
「2回しか買ってない!」と中年のオヤジ被告人が必死に述べていましたが、すぐに判決となり、控訴は棄却されていました。

判決文によると、2回しか買ってないのは今回だけで、全体でみたらこちらの被告人には前科が6〜7犯ほどありました。
しかも全て覚せい剤です。
しかも刑務所に入っているトータル期間が17年です。
しかも前刑も前々刑も、出所したその日か翌日に覚せい剤を使用しています。
まぎれもないシャブ中です。

でも、そんな被告人は遺産を残してくれるような家族がいるらしく、ヘタしたらその遺産すべてを覚せい剤につぎこむんじゃないかと非常に不安になりました。
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そんな覚せい剤裁判の判決言い渡し中も、鈴木裁判目当ての傍聴人が続々法廷に入って来ていました。

気がつくと、席がほとんど埋まっています。
控訴審っていつもガラガラなのに…ウヒ〜
最後の一席、自分の隣が空いていましたが、とんでもなくワキガ臭い男性が隣に座って来てしまいました………ヒ〜

一番前の席にはまだ小学生にもならないような、もしかしたら被告人の子供と同じくらいの年齢なのでは…?とドキドキしてしまうような年代の子供2人も座り、満席状態で控訴審スタートです。
被告人は一審と同様、坊主頭でムチムチしておりました。
紺色のポロシャツにデニムです。
弁護人も一審と同じです。

そして、こちらの裁判の検察官は、最近自分が大注目している牧野忠さんでした!
イエ〜イ
伊藤、鷺谷、阿多の裁判や
http://tk84.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/12_2a15.html
おそらく福岡の松永太とかの裁判も担当されていた方だとおもいます。

この人は裁判が始まる前にオフレコ風にいつも弁護人とかに質問して来たりするので(でかい声で)、ついつい耳を傾けてしまいます。
また、なんか質問もくだけた感じで、別に被告人をバカにするわけでもなく、人情味あって好きなんですよね〜
眉毛も濃くて田舎のオッチャンってかんじだし〜
シマダ検事の次に大注目の検察官です。あ〜地検に異動になればいいのに…!(無理な願望です)

霞ヶ関で、これから控訴審ばっかり傍聴してしまいそうな勢いです…!!!


被告人の話に戻ると、控訴は被告人からのようで、弁護人が言うには、一審には事実誤認及び法廷適用の誤りがある、また過剰防衛が成立する、そして量刑が重すぎて不当だとのことでした。
牧野さんは、控訴には理由がなく棄却されるべきだといいましたが、いちおう若干証拠調べが行われることになりました。

弁護人提出の証拠、まずはFAX送付書です。
被害者アリサさんのお父さんが、被告人からの被害弁償金800万円を受け取ったという受領のしらせでした。
また、みずほ銀行に800万円支払ったという明細かなにかそんな書面も提出されていました。

そして、示談交渉などの結果や現在の反省(一審判決を受けて反省が深まった)具合を確認するため、被告人質問です。

弁護人から、一審判決聞いたときどう思った?と聞かれ
「頭が真っ白になりました…犯した罪、相当重いものと思いました」
と、相変わらず鼻づまりのような舌足らずな喋り方で答えておりました。
こんなカワイイ喋り方の右翼って…迫力なかっただろうなぁ…

「Sへは(逮捕監禁の被害者)すまないという気持ちが強まりました…アリサに関してはすまなかったっていう気持ちが強くなり、自分には(アリサさんが)必要だったと思うようになりました。堤(死体遺棄の共犯)には、巻き込んでしまってすまなかったと思いました」

そして今後はより一層真面目にがんばっていきたい、と述べていました。
またアリサさんの妹(逮捕監禁の被害者Sと付き合っていました)については音信不通で示談が進んでいない事、そして、アリサさんのお父さんからは民事の損害賠償訴訟を起こされてしまったが、出頭はせずにお父さんの請求がそのまま通るように裁判を終わらせて償いをしたい、というような事を言っていました。
民事で出頭しないと請求がそのまま認められると弁護人が言っていました。

過剰防衛を主張した理由については「刑を軽くしてほしいからではなく、罪は償いたいと思っています。その上で、事実を認めてほしいだけです」とのことでした。


お待ちかねの(私だけが待っていたことでしょう…)牧野検察官から質問が始まりました。
結構早口なのが困りものですが…

「事実関係についてね!ある程度、あなた言ってること、一審でそのまま認められてるんじゃないの?やっぱり違うと思うの?」←鋭くて、かつフランクなこの質問っぷりが好きです…
「はい」
「頭真っ白って意味合いね?真っ白の中の意味ってのは…禅問答みたいだけど…フフッ(←1人で自分の言ってることにツッコミ入れてます!最強〜)…普通、重いとか、意外だったってときだと思うんだけど?」
「そういうわけではないです」
「じゃあ、さっき言ってた『刑を軽くしてほしいからではなくて、罪は償いたい』って思ってるってことでいいのね?」
「ハイ」

「あとね!民事裁判の件だけど、請求人を出すって、書面を書いて出せばいいだけなんじゃないの?」
「…ちょっと、その辺よく分かんなくて…」←さっきと言ってる事が違います


そして右陪席裁判官の杉山さんという方から質問です。
「民事裁判を起こされてたのは、お父さんからだけですか?」
「ハイ」
「金額はいくらなんでしょうか?」
「…8500万円です」←高額〜


そんなかんじであっさりと30分もたたずに結審しました。
次回は判決です。

被害弁償金の額の大きさを考えると減刑もあり得るのでは…と思ったりもしますが、おとなしく判決を待ちたいと思います。

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