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内藤正行:「抵抗はやめませんでした」(2/2)

http://tk84.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/13_4d3a.html
検察官による証人尋問のつづきです

刺されてから、Cさんは大きな声で助けを求めて、男に「やめて」と言いました。
しかし男は「うるせえ、だまれ」と暴言を繰り返し何度もCさんを黙らせようとします。
その後も攻撃はあったそうです。

「複数回ありました。やめてと言ってもやめてくれなくて、何回も刃物のようなもので、首、耳、鎖骨、、、その辺ばかりを狙って刺している感じでした。
音とともにブスブス刺すような音が聞こえてきましたが、抵抗はやめませんでした」

首に感じたような熱さを耳にも感じたそうです。
その後、男は知らない間に車から離れていきました。
車の中にいたら、また男がくるかもしれない、と思い、ケータイだけ持って車から出ます。
男は車から離れた中央分離帯付近に立ち、何かを投げていたそうです。
カシャーンという音がしました。

Cさんはその後、歩行者よりの道路に逃げ、警察に連絡しました。
首から血がたくさん出ていたそうです。
そのとき、男はCさんの車の中に上半身を入れて何かを物色しているようなかんじでした。
何かを盗もうとしているのではと思い、やめて、と大きな声で言いました。
そのときも男は「うるせえ、だまれ」と言って、白い車に乗り込み、すごいスピードで逃げていったそうです。

それから、道路を通る車に助けを求め、しばらくして救急車が来ました。

「安心しましたが、苦しくなってきました。もうろうとしていました。
死ぬんじゃないかと思いました。
家族に申し訳ないと、心から思いました」

傍聴席には3人の傍聴人のほか、検察側の一番前に、中年の上品そうなご夫婦が座っていました。
おそらくCさんのご家族だと思います。


後々Cさんは、警察から写真帳を2種類見せられました。
その中に犯人と思われる男が、2種類ともにいたそうです。
胸騒ぎがするような、イヤな感じがこみ上げてきて言葉が出なくなってしまったと言っていました。

病院では、安静にした方がよいと言われたものの、犯人が来るんじゃないかと不安になり、すぐに実家に帰りました。

Cさんは首もと、耳部分合わせて40針近く縫う手術を行い、現在も、寝たり起きたりする時につっぱり、現在も傷が残っていて、また、耳の下を触ると顎がピリピリするという神経障害を負い、現在も通院を続けているそうですが、治る見込みは分からないとのことでした。

スポーツ指導員の仕事も休職し、この公判の1ヶ月半前に、やっと復帰したそうです。

事件のことは当時はもちろんですが、今でも思い出すらしく
「恐怖感や、向かってこられた事の恐ろしさ…」
と声をつまらせていました。

「今でも事件の事を思い出しながらも、仕事に復帰し、そんな今を支えているのはどういう気持ちですか?」
「……人生、変えられたので、戻そうという意志です。
私が、これまでの生活を送れないようになったら、家族が一番悲しむ…
それが、私にとって、一番つらいので…」

こんな親思いのCさんをいきなり襲う男(被告人)は一体何を考えているんでしょうか!!!

「(被告人のことは)許せない…
私の体だけでなく、心も傷つけた…そんな犯人は絶対に許せない…絶対、二度と、私の前に現れてほしくないし、社会復帰することも、してほしくないです」


ここでお昼になりました。

昼は久しぶりにさいたま地裁の食堂に行き、お弁当というものを食べてみました。
あっと言う間に食べてしまいました。
食堂の職員さんたちは相変わらずテンションが高かったです。

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引き続き午後から、弁護人や裁判官たちからの質問が行われました。
弁護人の質問はさほど特筆すべきものがなかったので、裁判官たちからの質問のことをちょっと書きます。

その前に検察官から補充の質問が行われました。
襲われる前、被告人に声をかけた時、
「人違いだったかな」のあと、謝るようなそぶりはあったか、と聞かれ
「謝るようなそぶりは一切なかった」
と言っていました。

引き続き左陪席裁判官からの質問です。
「事件現場のガード下で見た、男の髪型は?」
「パーマでした」
「上着は?」
「白いシャツにえんじ色のジャケット…ズボンをはいてました。コンビニの男と同じです」
「切りつけた男が、車を降りて近づいてきた時、手に何か持っていましたか?」
「何も持ってないようなかんじでした」

Cさん事件の争点、
http://tk84.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/33_a8a8.html

「頸部を多数回切りつけたか」ってのはあったみたいですし、殺意の有無も首を執拗に狙っている事からあったとされてもおかしくない状況、責任能力についても、短気すぎるけど心神耗弱か…?と言われると分かりませんでした。
名古屋で心神耗弱だと認定された氏家克直は、被告人よりもっとエキセントリックな雰囲気だったので…


しかし聞けば聞くほど気分が悪くなる事件です。

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