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内藤正行:女性を平気で殴ったり殺したりする男の初公判・冒頭陳述(2/3)

http://tk84.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/13_93bf.html
続きです

引き続き検察官からの冒頭陳述です。

・Aさんに対する事件
平成19年7月6日、Kさんが同乗する車を運転し、埼玉県某所を走行中、Aさんの運転する車両を発見、接近し幅寄せなどの行為を行った。
その後交差点でAさんの車が停止した時、被告人運転の車両も後方で停止した。
Aさんに「お前どこの店のおねえちゃん?」と聞くもAさんは車を発進し、ガソリンスタンドに乗り入れた。被告人はKに「あとで電話するから待ってろ」と言い車を降り、Aさんの車両に近づき「1人になっちゃったから遊ぼうよ」「かわいいな」等と言い、キスしようとしたがAさんは抵抗。しかし無理矢理キスした。
Aさんの腕をつかみ、食堂の裏の林を指し示し「向こうへ行こうぜ」と言うがAさんは拒否。
「じゃあガソスタの裏へ行こう」と言うも、さらにAさんに拒否される。
Aさんは被告人を振りほどき、運転席に戻るが被告人が発進を邪魔し「車に乗せてよ」などと言い、さらに発進の邪魔をした。食堂の駐車場まで一緒に車に乗ったら立ち去ると言うので、Aさんはしぶしぶ被告人を車に乗せることにしたが、被告人は「チューしよう」などと執拗にAさんにキスを迫った。
被告人は遅くともそのころまでにAさんを拉致強姦しようとしていたが、Aさんはなおも抵抗したため激高。
「どけ、オラどけよ」等と言い車に乗り込み「オレは愛人が欲しいんだよ」と言いながら車を発進させた。
Aさんに「愛人になれ」と言いながらしつこくキスしようとしたがAさんは抵抗。
被告人はAさんの頸部をしめ付け「脱げ、脱げよ」と言い、Aさんが恐怖を感じ「脱ぎます」と言うと手を離した。
その隙にAさんは車を降り、逃げ出したが被告人は追いかけ、Aさんの髪をひっぱり転倒させた。
車までAさんを引きずり、首を絞めた。
Aさんは倒れて死んだフリをしたが、その倒れたAさんの体に嘔吐物をかけた。臭いのためAさんがうめくと「意識あんじゃねーか、ふざけんじゃねーぞ」と言い、Aさんの腹部を多数回足げにし、Aさんは失神した。
その間被告人はAさんのビキニやタンクトップをまくり上げ、胸をもんだり、生理用ナプキンを外したりしている。
そしてAさんの車両を運転し、川沿いの土手上部から下へおり、車が川に落ちかかった状態で停止して逃走した。
その際、車の中からAさんの財布を盗った。カバンは草むらに放置。

見分調書によると、Aさんへの犯行後、Kさんに電話をかけ「早く来い」「ガソリンスタンドまで来たら右折しろ」と命令し、Kさんと合流。
「やべえよ、女殴っちゃった」とKに告げる。
帰宅後、体についた血を洗い流し、Kさんに「コレ捨てとけ」と服を渡した。
Aさんの財布を1万円で買うよう、S(友人)に依頼。しかし断られたが、後に売却している。

Aさん発見時の状況
7月6日の午前4時40分、通行人からの通報をうけ警察官が臨場した。Aさんの乳房は露出し、ベルトや生理用ナプキンが散乱しており、ベルトは切れていた。
全治不明、全身打撲、腹腔内出血などを負った。通報が遅れていたら死亡していた可能性がある。


・Kさんへの暴行
7月18日の午前2時40分、助手席に乗っていた被告人はKさんの運転方法に立腹し、頭髪をつかんでKさんを引き寄せ、顔面を手拳で殴打した。Kさんは口が切れて出血し、左目を負傷していた。
さらに安全靴を持ち、Kさんを複数回殴打した。頭髪をつかんで振り回し、大腿部を蹴り上げた。
一度その場を立ち去るが、のちにKさんのもとへ戻り、自宅に送った。


・Bさんへの殺人
平成16年、ホステスだったBさんと知り合い、交際。Bさんから時計を貰っては質屋に入れて金に換えていたが、別れた時にそのときの金200万円をBさんに分割で返済する事になり、月に数万円ずつ返済していたが、事件当時、7月分の返済を済ませていなかった。
7月18日午前3時、Bさんと性交渉を持ちたいと思い、Bさんへ電話して、サイゼリヤに呼び出した。
3時30分、モビリオでBさんが到着し、その後被告人も到着。そのあと被告人の車にBさんを乗せ、以前被告人が勤めていた会社近くの、人気のない場所へ連れて行った。
しかし被告人はBさんとセックスできなかった上、Bさんに返済の話をされてしまい、激高。
殺害を決心した。
ハサミの片方の刃で後頭部を切りつけ、さらに後頭部をフェンスに複数回打ち付けて脳しんとうを起こしたBさんをハサミで突き刺し、7カ所の切創と刺傷を負わせた。さらに顔面や胸部なども切り付け、Bさんを死亡させた。
犯行後、サイゼリヤに戻り、Bさんの車についていたカーナビを外し、逃走した。
Kさんの証言によると同日3時57分、被告人はKさんに電話をかけ「殺しちゃったよ」と打ち明けた。カーナビを自分の車に置いたまま自宅に戻り、Bさんの車から盗ってきたと言っていた。
次の日パーマをかけ、用水路に衣類を投げ捨てた。
Bさんの遺体は同日通行人が発見した。
遺体はブラが押し上げられたまま、道路上に放置されていた。
フェンスにはBさんのものと思われる肉片や毛髪が付着していた。


・Cさんへの事件
被告人は7月20日、コンビニの駐車場で車を停止させ、コンビニでハサミや漫画を購入。そのときワゴンRを停めてコンビニに入ろうとしたCさんに興味を抱く。
Cさんは被告人の視線に気付き、恐怖を感じ、すぐにコンビニを出て車を発進させたが、被告人の車両がおいかけてきた。ライトを点灯させたり、クラクションを鳴らしたりなどしながら追尾を続けていた。
Cさんは被告人に追尾をやめてほしくて、車を停車させ、「何ですか」と被告人に問いかけた。
「どこの店のお姉ちゃんなの」と聞く被告人に対して「もうついてこないでください」と述べると、被告人はハサミをポケットに入れ車を降り、Cさんの乗っているワゴンRへ向かった。
運転席のドアを開け再び「どこの店のお姉ちゃんなの」と、ハンドルに右肘をかけ、覗き込むようにしながら問いかけると、Cさんは「お巡りさんに言います」と述べた。
そこで逆上。とっさに殺害を決意した。
ハサミを右手に持ち、Cさんの頸部を右から左に切りつけると、Cさんが叫んだので「うるせえ、騒ぐんじゃねえ」とどなり、Cさんに覆いかぶさりながら、頸部を多数回ハサミで刺した。
Cさんは抵抗し続けたので、被告人は殺害を諦め、ハサミを中央分離帯に捨て、車に戻り逃走した。
直後、通行人の通報でCさんは病院へ搬送された。
Cさんには切創多数。右頸部、前頸部に傷があり、あと少しずれていたら動脈に当たり、死んでいた。
現在も神経障害が残っている。
犯行後の状況としては、その日の1時57分、Kさんに電話をかけ「女をまたやっちゃったよ」と述べている。

認否で「正当防衛」「とっさに防御したらハサミがCさんに当たった」など主張していますが、どこをどう見てもそうは判断できない状況です。
ハサミがちょっと当たったくらいで死にかける訳がないと思います。

公判前整理手続の結果に続きます。

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