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高島平死体遺棄事件:共犯者・鳥海正彦の裁判の様子1

(霞っ子ブログから引っ越してきた古い記事です)
【被告人名】鳥海正彦
【日時】2007/12/21 1330〜
【場所】東京地裁 716号法廷
【罪名】死体遺棄

裁判官は南雲安里の裁判長と同じ川本裁判官です〜(結構好きな裁判官です)、検察官も同じです〜
被告人は眼鏡をかけた短髪の中年でした。馬っぽいと言われれば馬っぽいかもです。
ヤクザとかチンピラとかいう雰囲気とはちょっと違う感じでした。

起訴状が読み上げられます。
被告人は篠沢大介、高科龍軌、須和名聡、黒木樹とともに、平成19年5月31日に冨田威裕さんの遺体を新宿から高島平に運び、その後群馬県の山中に遺棄した。
というものでした。

罪状認否で被告人は「5月31日からのことは分からないです。自分は6月3日から、それから事件に関与してます。それ以外のことは分からないです」と述べました。
弁護人は「被告人は篠沢、高科とは面識はない。共謀があることは否定しない」とのことでした。

引き続き証拠調べが始まりました。

被告人は江戸川区に生まれ高校卒業後は不動産業などを経て、平成17年11月から裏DVD店の店長、私設私書箱、電話転送業の責任者として働き、事件当時は単身で居住していた。
不動産会社で今回の共犯である黒木樹と知り合い、平成18年2月に私設私書箱、電話転送業を始めた。
篠沢、高科、須和名とは面識がない。

篠沢、高科、須和名、黒木は共謀の上、平成19年5月31日19時30分ごろ、新宿のマンションで冨田さんの頸部を紐で絞め、絞殺した。さらに4名は共謀の上、冨田さんの死体を大型の旅行カバンに入れ、事情をしらないSの軽トラに乗せ、高崎市に運ぶ(このとき須和名はバイクでついてきた)。
篠沢は高崎で須和名と合流し、遺棄場所を探すが適当な場所が見つからず一旦都内へ戻り、旅行カバンを須和名所有の駐車場に置いた。
6月1日、(誰がかは分かりませんでした、たぶん篠沢)は黒木に依頼し、黒木所有の高島平のマンションに旅行カバンを一時保管させてもらうことにし、部屋に運び入れた。
6月6日未明、高科と(たぶん篠沢)は群馬県の山中に穴を掘り、篠沢が黒木に旅行カバンの運搬を再度依頼。同日、黒木は被告人にレンタカー調達を依頼し、被告人は同日中にレンタカーを借り、黒木、須和名とともにマンションへ行った。
部屋に入ると大きな血だまりが出来ており、旅行カバンを運ぼうと動かすとカバンからまた血が溢れ出たため、被告人は運搬の中止を申し入れたが、黒木は聞き入れず、ここで被告人と黒木との間で共謀が成立した。

黒木が台車を押し、被告人が台車前方でカバンを押さえながらカバンを部屋から出した。その後エレベーターで運搬しているときに目撃者がいたが、そのままカバンを荷台に積み込んだ。
このとき須和名は雑巾で廊下の血を拭いていた。
被告人、黒木、須和名は車に乗り、被告人と黒木が交代で運転し、遺棄現場に到着した。被告人、黒木はカバンを荷台からおろし、穴に入れ、スコップで土をかぶせ、死体を遺棄した。
その後被告人、黒木、須和名はレンタカーで東京へ戻り、車の中の血痕を拭き取ってレンタカーを返却した。
被告人は黒木からその時1万受け取っている。さらに7月中に黒木から100万〜200万支払われると言われていたが、そのお金は払われなかった。


冒頭陳述が終わったところで裁判官が検察官に質問しました。
「新宿のマンションから遺体を運び出したことも被告人の実行行為にあたるんですか?」
検察官は「共謀の範囲であると思う」と答えましたが、裁判官は「冒頭陳述でも、やってないの明らかですが。法的な根拠は?」と続けて質問します。
そうですよね、その場にいなかったし、指示をしていたという訳でもないのに、それはちょっと強気すぎないか?と思います。もっと責めて〜
検察官は「遺棄行為自体を一体ととらえる」と述べ、「承継的共同正犯ってこと?」と続けて聞かれると「と思う」と答えていました。
(承継的共同正犯とは、先行者が既に実行行為の一部を行い、その実行行為が終了する前に後行者が共同実行の意思を持って実行行為に参加する場合のことをいう。by Wikipedia)
共同実行の意志を持っていたのかなあ?篠沢、高科、須和名とは面識ないし、事件の全容をしらなかったのに?ちょっと強気な検察の方針になんだかウンザリしました。

引き続き証拠調べのあと、被告人質問が始まりました。
(つづく)

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