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強盗殺人:若林一行 岩手母子殺人事件控訴審・犯罪組織が犯行を…?(1/2)

(法廷を間違えていたので訂正しました 08.07.29)

【被告人名】若林一行
【日時】2008/06/17 1330~
【場所】仙台高裁 102号法廷
【罪名】死体遺棄、住居侵入、強盗殺人、強盗強姦未遂、窃盗、邸宅侵入

この日は初めて仙台の裁判所に行ってきました。
http://tk84.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_dfec.html
(↑こちらの日記は2度目に仙台高裁に行ったときのものです)

早朝から仙台行きのバスに乗り、ガン寝していると起きたら友人からたくさんメールが入ってました。
「宮崎勤、死刑執行です」
そんなメールがいっぱい…いい友達を持ちました。
バスは裁判が始まるギリギリ直前についたので小走りで裁判所に向かいました。
裁判所は仙台駅から歩いて20分くらいと遠いです。
南国育ちの私、東北は1回しか来た事がなく、仙台もこの日、生まれて2度目です。
初めて来たのは大学生の時…太宰治の生家を見ようと、九州から青春18きっぷで鈍行列車を乗り継いでなんと津軽まで行くという、今思うと、考えただけで疲労困憊しそうな旅でした。
しかも太宰治の生家を見るためにって…恥ずかしすぎる理由です。ここに書くのも恥ずかしいです。
若気の至りですね!
そんなわけで大学時代は、終電で仙台について始発で青森に立ったので、街の様子なんてほとんど覚えていませんでしたが、確か、もっと田舎っぽかったと思います。
ロフトとかなかったような…?
だいぶ都会になったような印象です。

キョロキョロしながら歩いて裁判所に着くと、もう法廷は開いてました。
仙台の裁判所は、1階の法廷エリアの廊下の照明が、蛍光灯じゃなくて、なんか黄色い照明で、社交界のパーティにでも紛れ込んでしまったようなそんな雰囲気でした。
今回使われた法廷は、どうも仙台の裁判所のなかでも一番大きい部類に入る法廷のようです。
急いで中に入ると傍聴席は3分の1ほど埋まっていました。
報道の人が多いようです。

事件の説明をしていませんでしたが、岩手母子殺人事件です。
http://shadow99.blog116.fc2.com/blog-entry-503.html
↑ここのブログ、なにげにお気に入りです

子持ちの20代、家賃滞納やパチスロ三昧で金に困っての犯行とされており、また乱暴目的もあったとのことです。まったくもってヒドい話です。
一審は死刑です。
しかし控訴審初公判から、一転、否認したようで、「犯人は別にいる」など、にわかに信じ難い主張をしはじめました。
遅すぎの感もありますが、常々気になっていた事件で時間も取れたので仙台まで傍聴に来てみました。


被告人は坊主頭にジャージ上下、体格はがっちり系です。
裁判長は志田洋さん…
http://www.e-hoki.com/judge/1362.html?hb=1
今年3月まで松戸にいたんだ〜、全然知りませんでした!
裁判官って異動が多いからいいな〜って思いますが、家族とかいたら大変そうですよね…

この日は被告人質問、検察からです。
被告人は「産廃の仕事を一緒にやっていた人間(被告人いわく『犯罪組織の人間』…)が犯行に関わっていて自分は知らずに遺棄だけ手伝った」という主張をしてるようです。
どれだけ本当なんでしょう。

「あなた産廃の仕事…妻に、遊びに行くときの口実として言ってただけで、捜査段階ではそれは嘘だと言ってましたね?」
「あ〜ちょっと分かんないです。覚えてない」
さっそく嘘くさいです。

実際、産廃の仕事を手伝っていたことはあるらしく、青森の上北郡というところによく捨てていたそうです。
不法投棄のようでした。

事件当時のことについては「トラックをそこまで運んだけど、荷物はみていない」と供述していました。
また、被告人は産廃仲間の「キヨカワ」という男が犯行を行ったと言っているらしく、そのキヨカワについて尋ねられていました。

「キヨカワ…年齢は同じくらい、体格は私と変わりません。どっこいどっこいの身長で、髪もスポーツ刈り…」
「なまりは?」
「私もなまってるんで、ちょっと思い出せないです」

確かに被告人はすっごい東北なまりで、正直言って、何を言っているのか全然分からないときがたくさんありました。
東北弁って本当に聞き取りづらいですね…
それにしても「どっこいどっこい」なんていう表現に、なんか東北らしさを感じてしまいます…


また被告人は、キヨカワは現場で遺体を捨てた際、サークルKの空きビニール袋で被害者(おそらく)のお尻を拭いたとも供述しました。(この話は次回公判で微妙に関係ある話が出てきます)
「あなたは捜査段階で、この袋、上野さん宅で、あることに使ってここに捨てたと言ってるね。あなたの今の内容だと、実際はお尻拭いただけで、事件と関係ないじゃないですか。犯人でもないのに犯人だと装っていたとしても、なぜ袋の話が出てくるんですか?」

コレに関して被告人から答えはありませんでした。
被告人は一審で罪を認めたことについて「産廃グループのことを話せば家族に危険が及ぶと思い言えなかったから」と言ってます。

また引き続き、被告人は中村刑事という人に取り調べ時に殴られたと主張しているらしく(よくある主張です)、それについてと、また、当初は罪を認めてたので、そのときの状況についての質問になりました。
「中村さんから調べをうけた回数は?」
「10何回…」
「その時殴られたと言ってますが、どのくらいの時期か分からない?」
「はっきりとは分からないです」
「中村さんに殴られたとしても、検事にも詳細に自白してますよね」
「いやっ…」
「黙秘すればよかったんじゃないですか?家族を守るためって言ってるけど、黙秘権あるでしょ?」
「だけど、しゃべれ、しゃべれ、って何回も言われました」
「これだけの内容なのに、しゃべれと言われただけで嘘の自白をするんですか?」
「その通りです」←まじかよ

「あなたは検事が作成した詳細な調書が全て誘導だと言ってるんですか?」
「そうです」
「上野友紀さん殺害、最後の場面…平成18年8月27日、検察官調書、読み上げます…『私は娘さんが死んだと思って目を開けました。娘さんが白目をむいているのが見え、つーっと涙がたれて、左目から落ちました』…これも誘導だと?」←心無しか悲しげに聞いています
「本に基づいた想像です。本を見てもらえれば、すぐ分かります」

「家族の事が心配で自白したと言ってましたが、あなたが言った犯罪組織の話、もっと前に話すべきじゃ?」
「……」
「遺族あての謝罪の手紙はなんだったんですか?」
「普通はそうするだろうと…」
「何のため?」
「自分が犯人ってことになってるんで…」

そして検察官は最後にこう言いました。

「あなた、遺族が傍聴している中で、話すのは最後になるよ。いいの?」
「はい」

犯罪組織の詳細も話せないのに犯罪組織の犯行だと主張する被告人…世の中甘く見ているのでしょうか。
引き続き弁護人からの補充質問、裁判官たちからの質問に続きます。


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今日はまた朝から別の公判のため仙台に行きます…なにげに先月から仙台づいています。
行ってきます〜

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